Huaweiは3月26日、フランス・パリにて「HUAWEI P30」シリーズの発表会を開催した。Pシリーズは、デザインとカメラ性能に注力した同社のフラグシップ。日本でも発売中の「HUAWEI P20」「HUAWEI P20 Pro」の後継モデルとして、「HUAWEI P30(以下、P30)」と「HUAWEI P30 Pro(以下、P30 Pro)」が発表された。
グローバルでは、3月26日から随時販売されるが、具体的な販売国や時期は発表されなかった。しかし、日本で発売される可能性は高いと期待していいはずだ。発表会後は、ハンズオン会場にて実機に触れることができ、新しい機能のデモンストレーションを見ることができた。いち早く実機に触れた印象を交えつつ、HUAWEI P30シリーズの詳細をレポートする。
座席ブロックの指定があり、日本メディアは会場半ばあたりからの取材となった。これは、スクリーンに投影されたリチャード・ユー氏(コンシューマービジネスグループのCEO)をHUAWEI Mate 20 Proの3倍ズームで撮影したもの「Rewrite the Rules of Photography(写真の法則を書き換える)」というキャッチを掲げて発表したP30シリーズ。進化のポイントがカメラにあることは明らかだが、まずはデザインの優位性をアピールした。
6.1型の有機ELディスプレイを搭載するP30、6.47型の有機ELディスプレイを搭載するP30 Proともに、ベゼルを細くすることで大画面と持ちやすさを両立。さらに大容量バッテリーを搭載しつつ、軽量に抑えていることを、iPhoneとの比較を示して強調した。
ベゼルを細くできた理由として、従来モデルではディスプレイ上部のノッチに搭載していた受話口を廃止し、ディスプレイに音響技術を取り入れたこと、そして、Mate 20 Proに続いてインディスプレイ指紋認証を搭載したことを挙げた。
カラーバリエーションは両モデルともに5色。9層のカラーレイヤーを重ねることで、光の当たり方によって変化する美しい背面パネルを実現している。メインカラーは「Breathing Crystal」だが、日の出をイメージした赤い「Amber Sunrise」が発表された際は、会場に歓声が湧き、人気の高さをうかがえた。
ハンズオン会場で実機に触れてみたが、P30はスペックの数値から想像する以上に軽くコンパクトな印象で、小さめのスマホを求める人も触れてみる価値がありそうだ。P30 ProはMate 20 Proと同じように、ディスプレイの左右にカーブが施されている。画面端に指が触れても誤反応することはなく、細い部分までしっかり作り込まれている印象を受けた。
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