KDDIと名古屋グランパスエイトは8月28日、戦略的イノベーションパートナーシップを締結したことを発表した。2020年春以降、5GやXR、IoTを活用し、豊田スタジアムをはじめとする名古屋グランパスのホームスタジアムで、新たなサッカー観戦体験の実現に向けて取り組んでいく。
両社はスタジアム来訪者に向け、試合開始までの待ち時間をXRで選手とコミュニケーションを図れる時間にする他、自由視点カメラを活用した新しいスタジアム体験を提供。また、飲食店の注文やグッズ販売、トイレなど混雑する場での待ち時間をキャッシュレス決済やIoTの活用で短縮していく。
名古屋グランパスは今シーズンからホーム開催全試合での冠イベントの開催、ファミリーへのおもてなし施策の実施、豊田スタジアムでのWi-Fiサービス提供、「鯱の大祭典」開催など、スタジアムでの体験価値最大化を取り組んでいる。
KDDIは2018年6月に沖縄セルラースタジアム那覇で5G環境下での自由視点映像のリアルタイム配信に成功するなど、通信とテクノロジーを活用した新たな観戦体験を創造している。
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