2画面に拡張できる「LG G8X ThinQ」発表 2つの画面はどうやって使う?IFA2019

» 2019年09月10日 07時05分 公開
[村元正剛ITmedia]

 ドイツ・ベルリンで開催中(9月6日〜11日)の世界最大級の家電ショー「IFA2019」にて、LGエレクトロニクスがAndroidスマートフォンの最新モデル「LG G8X ThinQ」を発表した。同モデルの最大の特徴は「LG DualScreen」というディスプレイ付きのケースに装着して、“2画面スマホ” として使えること。IFAのLGブースでも、全モデルがデュアルスクリーン仕様で展示されていた。

LG G8X ThinQ LGエレクトロニクスの「LG G8X ThinQ」

DualScreen対応の第2弾モデルとしてリリース

 LG G8X ThinQは、型番からは同社のフラグシップ「LG G8 ThinQ」の派生モデルに位置付けられる。しかし実質的には、2019年2月にDualScreenに対応する5Gスマホとして発表された「LG V50 ThinQ 5G」の後継モデルともいえる。LGの説明員によると「LG V50 ThinQは5G対応のため販売地域が限られるが、LG G8X ThinQは4G対応で、広いマーケットでの展開を想定している」とのこと。なお、韓国ではLG G8X ThinQの5G対応モデルが発売され、機種名は「LG V50S ThinQ」になるという。

 LG G8X ThinQは、6.4型の有機ELディスプレイを搭載し、解像度はフルHD+(1080×2340ピクセル)。サイズは75.8(幅)×159.3(高さ)×8.4(奥行き)mmで、重さは192g。Dual Screenに装着しない状態でも、やや大きめの端末だ。

LG G8X ThinQ 6.4型の大画面ディスプレイを搭載しているが、ベゼルが細く、本体幅は75.8mmに抑えられている
LG G8X ThinQ 背面にはデュアルカメラを搭載。3Dガラスでリッチ感のある仕上がりだ
LG G8X ThinQ 底部には独立したイヤフォンジャックも備える

 別売のDualScreenにはUSB Type-C端子があり、LG G8X ThinQを結合できる。なお、DualScreen側のディスプレイも6.4型で解像度も同じだ。ただし、HDRに対応するのは本体のディスプレイのみ。DualScreen単体の重さは134gだ。

LG G8X ThinQ DualScreen側のディスプレイは薄く、重さも気にならない
LG G8X ThinQ DualScreenのUSB端子を本体に挿して合体させる。V50 ThinQ向けのDualScreenには専用の接続部があったが、仕様が変更されていた
LG G8X ThinQ DualScreenに装着した状態では、電源キーとボリュームキーはヒンジ部に位置する

2画面の使い方は自由自在

 2画面の使い方はV50 ThinQ 5Gと同様で、2つの画面で異なるアプリを起動できる他、2画面を連結させた表示も可能。ゲームをプレイする際は、本体側のディスプレイに操作パッドを表示することもできる。軽くて薄いDualScreen側のディスプレイが上になるので、手にしたときの安定感もよい。ヒンジは360度に曲げられる仕様で、2つのディスプレイが見える状態で卓上に立てて、向き合う人が異なる画面を見ることもできる。

LG G8X ThinQ 画面を見ながら設定を変更できる
LG G8X ThinQ Webページを検索する際に、下の画面にキーボードを表示させるなど、PCライクな使い方も可能
LG G8X ThinQ DualScreenに対応するゲームは、操作パッドを表示して、ゲーム専用機さながらにプレイできる
LG G8X ThinQ このように画面が見えるように立てて、動画を楽しむことも可能
LG G8X ThinQ DualScreen側に表示されるアイコンをタップすると、2画面の利用パターンを選択できる
LG G8X ThinQ LGブースに掲出されていたポスター。ヒンジは好きな位置まで曲げられる

標準+広角のデュアルカメラを搭載

 アウトカメラは、標準(1200万画素/F1.8)+広角(1300万画素/F2.4)のデュアルカメラで、光学式手ブレ補正に対応。センサーサイズが大きめで暗い場所での撮影に強い他、1/480秒のシャッタースピードで被写体を捉えられることや、4Kのタイムラプスビデオを撮影することも可能。インカメラは3200万画素でレンズのF値は1.9。自撮りを楽しむにも十分なスペックを備えている。

LG G8X ThinQ 背面には標準+広角のデュアルレンズカメラを搭載。広角は136度の画角で撮影できる
LG G8X ThinQ インカメラは3200万画素で、DualScreenに装着している場合は1画面をフォトライトとして使える

 なお、デュアルスクリーンならではの機能として、アウトカメラでポートレートを撮影する際、撮られる側もディスプレイで写り具合を確認できる。さらに、動画撮影中に2つのカメラを切り替えられる機能も備えている。

新たに“第3のディスプレイ”を追加

 OSはAndroid 9.0。プロセッサはSnapdragon 855で、メインメモリは6GB、内蔵ストレージは128GBという構成。4000mAhの大容量バッテリーを内蔵し、DualScreenにも本体から給電する。

 DualScreenの背面には2.1型のモノクロディスプレイが搭載されている。これは「Cover Display」と呼び、V50 ThinQ向けのDualScreenにはなかったものだ。ディスプレイが見えないように閉じた状態でも、このCover Displayで現在時刻や通知などを確認できる。

LG G8X ThinQ 閉じた状態でもCover Displayで現在時刻などを確認可能。モノクロの有機ELで、バッテリーはほとんど消費しない

 なお9月10日現在、LG G8X ThinQの発売時期、地域、価格は発表されていない。日本発売も未定だが、4G対応モデルなので、可能性はあるだだろう。

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