米Googleは10月7日(現地時間)、Androidの月例セキュリティ情報を公開し、パッチの配信を開始した。
「Android 9」までは、Pixel以外のGMS(Google Mobile Services)端末では、パートナーを通じてユーザーに脆弱性修正パッチが配信されてきたが、「Android 10」からは、「Google Playシステムアップデート」(Project Mainline)により、重要なパッチはGoogle Playから直接配信されるようになった。
Androidセキュリティ情報で公開されたパッチは「2019-10-01」と「2019-10-05」。危険度が最も高い「Critical(重大)」が11件、その次の「High(高)」が16件、その次の「Moderate(中)」が2件。
Criticalにはメディアフレームワークのコンポーネントに関する脆弱性が3件含まれる。悪用されると、細工されたファイル経由で任意のコードを実行されてしまう恐れがある。
Pixelシリーズ向けには、機能アップデートのパッチも配信された。Wi-Fiの安定性向上、「Pixel Stand」使用中に通知が表示されない問題の修正、センサーのキャリブレーションの改善、「ジェスチャーナビゲーション」の改善などが行われる。
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