ソフトバンクが秋冬モデル発表 「Xperia 5」「AQUOS zero2」、LGの2画面化できるスマホなど

» 2019年10月17日 11時47分 公開
[田中聡ITmedia]

 ソフトバンクが10月17日、2019年〜2020年秋冬商戦向けの新製品を発表。2019年10月25日から順次発売する。ラインアップはスマートフォン「Xperia 5」「LG G8X ThinQ」「AQUOS sense3 plus」「AQUOS zero2」の4機種に、「キッズフォン2」を加えた計5機種。なお、ソフトバンクはGoogleの「Pixel 4」と「Pixel 4 XL」を10月24日に発売する。これらを加えると計7機種となる。

 スマートフォン4機種は、48回払いの割賦で購入し、25カ月目以降に端末を返却すると、24回分の支払いを免除する「トクするサポート」の対象となる。

ソフトバンク 左から「Xperia 5」「LG G8X ThinQ」「AQUOS sense3 plus」「AQUOS zero2」

Xperia 5

 ソニーモバイルコミュニケーションズ製のXperia 5は、幅約68mmのボディーに、アスペクト比が21:9の約6.1型有機ELディスプレイを搭載した、ハイエンドモデル。既にNTTドコモとKDDIも取り扱いを発表している。ソフトバンクは10月18日に予約受付を開始し、10月25日に発売する。カラーはブルー、グレー、レッドの3色。

Xperia 5 ソフトバンクの「Xperia 5」
Xperia 5 左からブルー、グレー、レッド

 アウトカメラには約1220万画素(52mm)の望遠レンズ、約1220万画素(26mm)の標準レンズ、約1220万画素(16mm)の超広角レンズを搭載。独自機能として、被写体の瞳にピントを合わせ続ける「瞳AF」や、指の映り込みやフォーカスのズレなど、撮影の失敗をしないようアドバイスする機能を利用できる。21:9のアスペクト比や24fpsなど、映画と同等の品質を目指した独自アプリ「Cinema Pro」も用意した。

 プロセッサはSnapdragon 855、メインメモリは6GB、内蔵ストレージは64GB、バッテリー容量は3000mAh。側面に指紋認証を搭載しており、IP68の防水、防塵(じん)機能、おサイフケータイ、フルセグ/ワンセグもサポートする。なお、ワイヤレス充電には対応しない。通信速度は下り最大988Mbps、上り最大37.5Mbps。

LG G8X ThinQ

 LGエレクトロニクス製のLG G8X ThinQは、付属するディスプレイ付きケース「LGデュアルスクリーン」を使うことで、2画面化できるスマートフォン。動画を視聴しながらブラウザを見る、撮影をしながら写真を見る、といった使い方ができる。12月上旬以降に発売予定。カラーはオーロラブラック。国内では今のところソフトバンクのみが取り扱いを発表している。

LG G8X ThinQ ソフトバンクの「LG G8X ThinQ」
LG G8X ThinQ ケースを装着して2画面化した状態

 本体とデュアルスクリーンいずれも約6.4型フルHD+の有機ELを搭載している。背面には約1200万画素の標準カメラと約1300万画素の超広角カメラを搭載。インカメラは高画素の3200万画素カメラを搭載しており、「ポートレートモード」にも対応する。

 プロセッサはSnapdragon 855、メインメモリは6GB、内蔵ストレージは64GB、バッテリー容量は4000mAh。本体のみIP68の防水・防塵(じん)をサポートしている。ワンセグ/フルセグやおサイフケータイも利用できる。通信速度は下り最大988Mbps、上り最大37.5Mbps。

AQUOS sense3 plus

 シャープ製のAQUOS sense3 plusは、約6.0型のIGZO液晶を搭載した、ミッドレンジモデル。4000mAhの大容量バッテリーと合わせて、高いスタミナをアピールしている。12月上旬以降に発売予定。カラーはムーンブルー、ピンク(ソフトバンク限定色)、ブラック、ホワイトの4色展開。

AQUOS sense3 plus ソフトバンクの「AQUOS sense3 plus」
AQUOS sense3 plus 左からムーンブルー、ピンク、ブラック、ホワイト

 背面には、1220万画素の広角カメラ(27mm)と1310万画素の超広角カメラ(16mm)を搭載。AIが笑顔や動きなどの見どころを抽出して約15秒のダイジェストムービーを自動で作成する「AIライブストーリー」を利用できる。インカメラは約800万画素。

 プロセッサはSnapdragon 636、メインメモリは6GB、内蔵ストレージは128GB。AQUOSで培った高画質化技術「リッチカラーテクノロジーモバイル」や、立体音響技術「Dolby Atmos」もサポートする。IP68の防水・防塵(じん)やおサイフケータイも対応するが、ワンセグ/フルセグは利用できない。通信速度は下り最大300Mbps、上り最大37.5Mbps。

AQUOS zero2

 シャープ製のAQUOS zero2は、240Hz駆動(毎秒240回の画面更新)が可能な約6.4型有機ELを特徴とするモデル。120Hzの表示に黒画面を挿入することで、毎秒240回の更新を可能とし、動きの速いゲームでも残像を抑えて滑らかに表示できるという。2020年1月下旬以降の発売を予定している。カラーはアストロブラックの1色。

AQUOS zero2 ソフトバンクの「AQUOS zero2」

 軽量かつ高強度のマグネシウム合金フレームを採用したことで、6.4型、デュアルカメラ、3130mAhバッテリーを搭載しながら、約143gという軽さを実現した。スマートフォンAQUOSとして初めてディスプレイ内蔵の指紋センサーを搭載したことも特徴だ。

 アウトカメラは約1220万画素の標準カメラと、約2010万画素の超広角カメラという組み合わせ。インカメラは約800万画素。プロセッサはSnapdragon 855、メインメモリは8GB、内蔵ストレージは256GB。ソフトバンクの新機種では唯一、Android 10をプリインストールしている。

キッズフォン2

 セイコーソリューションズ製のキッズフォン2は、子どもが安全に利用するための見守り機能を充実させたモデル。12月上旬以降に発売予定。カラーはミント、イエロー、ライトブルーの3色展開。

キッズフォン2 ソフトバンクの「キッズフォン2」
キッズフォン2 左からミント、イエロー、ライトブルー

 連絡先を20件まで登録でき、登録した連絡先以外からの着信やメールはブロックできる。緊急ブザーのストラップを引くと、カメラで撮影した写真と位置情報を保護者に自動送信する。保護者のスマートフォンから子どもの現在地を地図上で確認できる「みまもりマップ」、子どもが帰宅すると保護者に通知が届く「ただいま通知」なども利用できる。

 ディスプレイは約3.1型のワイドVGA液晶。IP57の防水・防塵(じん)に加え、遊具の衝撃やコンクリートへの落下を想定した衝撃試験をクリアする耐衝撃性にも対応する。約500万画素のアウトカメラと約200万画素のインカメラを搭載しており、100種類以上の顔認識スタンプや10種類上のメーク、7種類上のフィルターなどを利用できる。

キャンペーン

 新機種のXperia 5とLG G8X ThinQと、販売中の「Xperia 1」と「LG K50」を購入し、メーカーの専用ページから応募すると、全員に3000円相当(LG K50)または5000円相当(他3機種)のPayPayボーナスをプレゼントするキャンペーンを、各メーカーが実施する。

 Xperia 5とXperia 1は10月25日から11月30日までに購入し、12月8日までに応募した人が対象。PayPayボーナスは2020年1月上旬以降に付与される。

 LG G8X ThinQとLG K50は、LG G8X ThinQの発売日から2020年1月31日までに購入し、2020年2月7日までに応募した人が対象。PayPayボーナスは2020年3月上旬以降に付与される。

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