OPPOの「Reno A」と「A5 2020」、どちらを選ぶ? スペックから性能まで徹底比較(2/3 ページ)

» 2019年12月15日 09時28分 公開
[島徹ITmedia]

Reno Aはゲーム向けのグラフィック性能が優秀

 気になる性能について、ベンチマークアプリ「Antutu Benchmark」の結果から見ていこう。テストの結果、Reno AとA5 2020ともに、同価格帯のスマホと比べて一回り高いスコアをたたき出している。スコアの内訳を見ると、GPUはReno Aが高いが、CPUは意外にもA5 2020の方が高い。とはいえ、一番重要な実際のアプリの動作を計測するUXのスコアはReno Aの方が一回り上だった。

Reno A、A5 2020Reno A、A5 2020 Antutu Benchmarkの結果。左がReno A、右がA5 2020。3万円台のスマホだと総合スコア15〜10万あたりの製品が多いだけに、Reno Aはもちろん、A5 2020も価格に対して非常に優秀なスコアを記録している

 この他、PCMARK for Androidのストレージテストも実施したが、両モデルともシーケンシャルリードとシーケンシャルライトともに400MB/秒あたりの結果となった。低価格帯にもかかわらず、ある程度高速なストレージを搭載している。

Reno A、A5 2020Reno A、A5 2020 左がReno A、右がA5 2020。PCMARK for Androidのストレージテストでは、両モデルとも400MB/秒前後の転送速度を確認できた。A5 2020はストレージにUSF2.1を採用しており、Reno Aも同等の仕様になっているものと思われる

 実際に使っていても、通常の操作やアプリのもたつき、発熱のストレスもなく利用できた。一般アプリの操作感ならハイエンドスマホとそこまで変わりがない。これは、両モデルともプロセッサの設計や製造プロセスが新しく、ストレージもミドルクラスの製品としては高速なことが影響しているのだろう。

 高性能なスマホが気になる人向けに、Reno Aの結果をもう少し詳しく分析しよう。Antutuの総合スコアは、Reno AのSnapdragon 710は3年前のXperia XZなどが搭載しているSnapdragon 820を上回っている。PCMARK for Androidのストレージ速度も200MB/秒あたりと遅い。実際に操作や一般アプリを利用しても、Reno Aの方が機敏かつ快適に操作できた。

Reno A、A5 2020Reno A、A5 2020 左がReno A、右が3年前のハイエンドスマホ「Xperia XZ」のテスト結果。一般アプリの動作の快適さを示すUXのスコアはReno Aの方がかなり高い

 ただ、3Dグラフィックのゲームで重要なGPU性能は基本的に、Reno AのSnapdragon 710より、Snapdragon 820の方が上回る。AntutuのGPUスコアが低いのは一部テストを実行できなかったためだ。3DMARKの結果を見れば、ゲームなどの快適さに大きく影響する3D性能に限れば、今でもSnapdragon 820の方が上回っていることが分かる。

Reno A、A5 2020Reno A、A5 2020 3DMARK Sling Shot Extremeの結果。左のReno Aに対し、右のXperia XZ(Snapdragon 820搭載)の方が好スコアだ

 では、実際にどういった違いが出るかというと、一般アプリや「PUBG Mobile」のように極端に3Dグラフィック性能を求めないタイトルなら差はあまりない、むしろReno Aの方が快適に動く。

 だが、「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」の最高画質(3Dリッチ 高画質)など、GPU性能を限界まで使う場合、Reno Aはややコマ落ちするが、Snapdragon 820搭載スマホは滑らかに表示できた。ゲームを最高画質で楽しみたい人にとっては、いくらReno Aの性能がミドルクラスではいいとしてもまだ満足できるレベルにはない。素直にハイエンドやゲーミングスマホを購入した方がいいだろう。

室内や暗所撮影はデュアルカメラのReno Aが良好

 アウトカメラは、Reno Aが2つ、A5 2020が4つのカメラを搭載しているが、通常の撮影に使うカメラは、Reno Aが1600万画素、A5 2020が1200万画素の1つだけ。それ以外のカメラは、背景をぼかすポートレート用や、A5 2020の超広角撮影用など役割が異なる。カメラの数の多さが実際の画質に影響するわけではない。

Reno A、A5 2020 両モデルとも複数のカメラを搭載しているが、普段撮影に使うのはReno Aは1600万画素カメラ、A5 2020は1200万画素カメラとそれぞれ1つだけだ。この他はポートレートや超広角撮影など、特定用途の撮影に利用する

 実際に撮影してみると、Reno Aの方が発色や感度といった面で大きくリードしているという印象だ。日中屋外だとそこまでの差を感じられないが、屋内や夜景撮影だとノイズの多さや発色でかなりの差がついた。SNSへの投稿が多いなど、カメラ画質や撮影の幅を重視する人はReno Aの購入をオススメする。

Reno A、A5 2020
Reno A、A5 2020 夜景モードで撮影。上がReno A、下がA5 2020。明らかにReno Aの方が色鮮やかでノイズも少ない。夜景モード時の実際のシャッター時間は、Reno Aが4秒程度に対し、A5 2020が8秒ほど掛かった
Reno A、A5 2020
Reno A、A5 2020 屋内で撮影。Reno A(上)の方が、ブレなくAIの補正で明るく温かみのある色撮影できた。A5 2020(下)はやや暗くなっている

 ポートレート撮影のボケ感などはReno AとA5 2020であまり変わらない。超広角撮影はA5 2020だけで利用できるが、画質を見ると取りあえず搭載した感がある。これを使うなら、Reno Aのパノラマ撮影でもいいかなと感じた。

Reno A、A5 2020 ポートレートモードでは、2つ以上のカメラで背景をキレイにぼかして撮影できる。写真はA5 2020だが、Reno Aでも同じように撮影可能だ
Reno A、A5 2020 A5 2020の超広角レンズを使った撮影。曇りとはいえ、ノイズが多くディテールも甘い。晴天屋外でのみ利用したい
Reno A、A5 2020 インカメラは両モデルとも高画素で、美肌機能も使える。標準だと目を大きくする設定がかなり強いように感じられた。好みに合わせて細かく設定変更したい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月26日 更新
  1. 「0.2秒で冷却」をうたうペルチェ素子搭載の腰掛けファン Amazonで53%オフ (2026年07月24日)
  2. ドコモが「iPhone 17」シリーズや「iPhone Air」を値上げ 一部機種は残価も引き上げ、実質負担額の影響は? (2026年07月24日)
  3. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  4. 従来の健康保険証は7月31日で利用不可に 8月1日以降は「マイナ保険証」の利用を (2026年07月24日)
  5. 330円で手に入る「足元灯」「非常灯」 充電式になって利便性向上 (2026年07月25日)
  6. サムスンが「Galaxy Z Fold8」で横長折りたたみを投入する理由 AIの進化にもマッチ、“iPhone包囲網”も万全か (2026年07月25日)
  7. モトローラから新しいミドルレンジスマホ「moto g37」シリーズ登場 ソフトバンク、楽天モバイル、ドコモも取り扱い (2026年07月24日)
  8. なぜ「LINE VOOM」は嫌われたのか 保護者を悩ませた“子供たちの抜け道” (2026年07月24日)
  9. 界面活性剤とマイクロファイバーでタッチパネルをきれいに! ダイソーで220円の「スクリーンクリーナー」を試す (2026年07月25日)
  10. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー