スマホカメラに1億画素も必要? Xiaomi「Mi Note 10」を使って分かったこと荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/4 ページ)

» 2019年12月22日 06時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 もう1つ行きます。1億画素。浅草文化観光センターの展望テラスから撮った浅草寺。

Mi Note 10 ディテールの描写力が重要な写真を撮ってみた。これでファイルサイズは約20MB

 20MBもあってダウンロードするのは大変なので、ポイントだけ等倍表示でお見せしましょう。

Mi Note 10 奥に見える浅草寺の宝蔵門。ちょうちんに書いてある小舟町や「仲見世」の文字も読めるレベル。さすがに木々のディテールはつぶれている
Mi Note 10 雷門前。雷門の文字はいいけど、人の顔はのっぺりしている。「浅草寺 歳の市」の文字は読める
Mi Note 10 浅草花やしきのスペースタワー。建物のようにシンプルなシーンは得意

 等倍でチェックすると不自然なところはあるけど、めちゃ立派な写りだと思う。

 もうちょっと暗い場所ではどうなのか。一般に画素数が上がれば上がるほど、1画素あたりの感度が下がるので、暗所に弱くなる。

Mi Note 10 日没直後くらい。浅草の路地に目をやると、奥にスカイツリーが見えたので、1億画素で撮ってみた

 遠くに見えるスカイツリーを等倍でチェック。

Mi Note 10 多少ざらついたりディテールは怪しくなっていたりするけど、ちゃんと細かいとこまで写っているではないか

 ノイズを消すためにディテールが甘くなってもやっとしているけど、思ったより頑張っている。

 結論をいうと、何とか1億画素を実現している。すげー、である。これがあればデジタル一眼レフいらない、ということはないけど、このサイズでこのクオリティーを実現したのは素直に喝采したい。

 ただ、プロセッサはミドルクラスレベルのせいか、1億画素で撮るときは撮影後の処理にちょっと待たされる。そこはしょうがないか。また、108Mモードを使うときはデジタルズームやAIによるシーン認識は効かない。ほんとシンプルに超高画素写真を撮るモードだ。

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