Mi Note10のカメラは5連である。ほんとに5つ搭載している。
一番左の小さい穴が「マクロカメラ」。200万画素のマクロ専用小型カメラだ。画素数も少なく超近距離にしかピントが合わない。
1つ独立しているのが超広角カメラ。これは2000万画素で撮影データには16mm相当とある。
続いて3つセットになっているトリプルカメラ部分。一番左は1億800万画素の広角カメラでF1.69。画角は24mm相当で、一般的なスマートフォンのカメラよりちょっと広角。光学式手ブレ補正搭載。これがメインカメラだ。
続いて2倍カメラで約1200万画素。こちらはF2.0でポートレートカメラと称している。こちらは光学式手ブレ補正なし。1200万画素で2倍なら、メインカメラのデジタルズームでいいんじゃね、と思わないでもないが、ポートレートモード使用時にメインカメラと合わせて背景ぼかしにも使う。
さらに500万画素の望遠カメラ。この望遠カメラは公式スペックでは「10倍ハイブリッドズーム」というややこしい書き方をしているが、カメラアプリ画面では「5x」となっているし本体にも「5X OPTICAL」とあるので「5倍」でいいだろう。
5つのカメラ全てのセンサーサイズや画素数が違っているのが、またややこしいというか面白い。
撮影した写真にロゴを入れることができるんだけど、そこには「AI PENTA CAMERA」とある。PENTAはペンタゴンのペンタ。ペンタプリズムのペンタ。ギリシャ語の5。AI搭載の5連カメラといっているわけだ。今回は面白いのでそのロゴを入れてある。
ではガスタンク作例でチェック。超広角から5倍の望遠まで。
今回、広角カメラは「108M」ではなく「写真」モードで撮ってみた。写真モードで撮ると、1億800万画素の4分の1の2700万画素で出力される。
続いてマクロカメラ。これは超近距離にしかピントが合わないので、もみじを撮ってみた。
さすがに、細かいチューニングが難しかったのか、使うカメラによって色味が違っているけど、まあ細かい追求はしないことにして。
注目は「1億800万画素の広角カメラ」の画像サイズが、写真モードで撮ると「6016×4512」ピクセルになること。1億じゃなくて2700万画素サイズなのだ。
Mi Note10が採用するこのイメージセンサーは、センサー自体が「4つのピクセルのデータを混合して1つの画素として出力する機能」を持っており、それを使っているのである。1億800万の4分の1は2700万だからね。そのおかげでディテールも階調もきれいなのである。
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