1億画素なんていらない、と普通思うじゃない。確かにいらない。まずいらない。でも1億画素あれば、いろんなことができる。4画素分のデータをまとめて1画素にすれば、1億800万が2700万画素に落ちるけど、よりクオリティーが高い写真を作れる。このセンサーのミソはそこだ。
これ、高画質な2700万画素カメラ、と捉えるだけでも他のスマートフォンよりワンランク上の画質だ。これはよい。いろんなシーンで撮ってみよう。
面白い。もちろん背景をぼかすポートレートモードや、今のカメラには欠かせない夜景モードもある。
夜景モードは露出を変えながら連写することで、ダイナミックレンジを広く撮るというおなじみの仕様。見比べてみると、白トビするハイライト部がしっかり抑えられている。
夜景モードは撮影後の処理にちょっと時間がかかるけど、その辺はハイエンドとミドルクラスの間の性能って感じだ。でも写りはいい。
アウトカメラは1億画素で、通常の写真モードでも2700万画素の写真を撮れるという画素数番長であるわけだが、インカメラもすごい。
インカメラは21mm相当の広角で何と3200万画素。こっちもハンパない画素数である。
インカメラのポートレートモードで撮った写真がこちら。
ボケ具合も美肌のかかり具合もよい。
考えてみたら、合計6つのカメラ全てで画素数が違うのか。面白いものである。
何だかややこしいけど、スマートフォンで撮影してスマートフォンで見るってワークフローだと気にすることはないのか。で、メインカメラは高画質なので拡大して見たり、トリミングして一部を使ったりするのにもいい。
マクロカメラくらいかな、画質で劣ると感じたのは。
1億画素と聞いて「ああ、無理やりインパクトを出すために超高画素に振ってきたか」と一瞬思ったのだけど、いざ使ってみると、予想以上にちゃんと撮れてびっくりした次第。108Mモードを無理に使うより、通常の写真モードで2700万画素の画質を味わうのがよいかと思う。すごいイメージセンサーを作ったもんだ。
元の画素数が多いからこそ出せる画質ってのもあるわけで、手頃な価格でめちゃすごいカメラの端末が欲しいと思ったら、多少動作が重いとこはあるにしろ、真っ先に手を出していいかと思う。けっこう撮っていて楽しかったし。
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