HDR+夜景が進化、複眼カメラは超広角か望遠か――2019年のスマホカメラを振り返る(2/2 ページ)

» 2019年12月31日 09時08分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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カメラが動いた!

 より望遠のカメラを入れるとか、超広角のカメラを入れるとか、それは普通の発想。

 普通じゃないことをやったのが、「ZenFone 6」。カメラが自動的に回転して、同じカメラをインカメラにもアウトカメラにも使えるのだ。回転式カメラ内蔵である。

 このアイデア自体はガラケー時代にもあったので珍しくないのだが、電動で回転するのはなかなかたまらん。

スマホカメラ 2004年に発売されたソニーエリクソンの携帯電話。カメラ部が回転する
スマホカメラ 裏にあるカメラが必要な時自動的にうにっと回転してインカメラになるフリップカメラ搭載の「ZenFone6」

 もう1つ面白いのはOPPOのReno 10x Zoom。インカメラがうにっと顔を出す。これのおかげで切り欠きのないフル全面ディスプレイを実現できるのだ。これはなかなか実用的だった。

スマホカメラ Reno 10x Zoomのインカメラはリトラクタブル式なのだ

気が付いたら4000万画素とか4800万画素とか1億画素とか

 もう1つ目立ったのは、超高画素センサー。多くの端末が1200万画素にとどめてきた中、HuaweiのP30/P30 Proは4000万画素、OppoのReno 10x Zoomは4800万画素。その上、XiamiのMi Note 10は1億画素!

スマホカメラ Xiaomi「Mi Note10」の1億画素で撮った横浜

 でもどちらも、その画素数で撮るには設定を変更しなきゃいけないし、デジタルズームは使えないし、AIも使えない。ほんと高画素で撮るためだけのモードになる。

 普段は、P30/P30 Proは1000万画素、Reno 10x Zoomは1200万画素、Mi Note10は2700万画素……つまりきれいに4分の1のサイズで記録されるのだ。

 1ドットに4画素分の情報を使って絵を作るわけで(そもそもそういう用途を前提にしたセンサーなのだ)、1200万画素から1200万画素の画像を作るより、4800万画素から作った方が高精細で高画質になるという理屈。

 だからユーザーは数字にとらわれなくていいのだが、1億画素のセンサーをサムスンとかが採用して(作っているのがサムスンなので)、1億画素センサーならではのいろんな技を駆使してくれたら面白いなとは思っている。

さて2020年は

 毎年何かしら進化を遂げるスマートフォンのカメラだけど、じゃあ2020年は何をしてくるのか。

 個人的にはもうAI系の強化でどんどん賢くなって、どんな被写体が来てもさっと認識して最適なセッティングで撮ってくれるようになれば、それでいいのだけど、どうなりますやら、面白がって待つことにします。

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