シングルカメラながら、なぜか背景がちゃんとボケる賢さときれいな夜景モードと安定した画質で「カメラ重視なら実はこれがいいんじゃね」とひそかに言われたGoogleの「Pixel 3」。
廉価な「Pixel 3a」を経て新たに登場した「Pixel 4」は、デュアルカメラになってさらなる賢さを手に入れたのか。気になるよねえ。
というわけで、Pixel 4を手に、Pixel 3と比べながらカメラ速報である。
Pixel 4と4 XLがあるが、今回はXLじゃない方。個人的にはこのサイズの方が片手で持ったときにしっくりくるので好き。ディスプレイは5.7型。
そして、デュアルカメラの搭載だ。正直なところ、Pixel 4は超広角と広角のデュアルにしてくると思っていたのである。超広角で、すっごく広い範囲を写して、このカメラが捉える画像は全部取り込んで解析してやる、っていう方がGoogleらしいなと勝手に思っていただけです、すみません。
いやまあ、今でもその方がGoogleらしいと思わないでもないけど、搭載してきたカメラはオーソドックスな広角とちょい望遠。
ただ、多くのスマートフォンは広角が35mm判換算で26mm相当、望遠は52mm相当と光学2倍の望遠カメラを積んできたのに対し、Pixel 4は44mm相当とちょっと短いのが特徴だ。
仕様を見ると、広角カメラは1220万画素で絞りはF1.7、そして「視野 77度」と書いてある。この「視野」は写真用語で言う「画角」。この角度が大きければ大きいほど広角になり、より広い範囲が写る。画角が約77度は35mm判に換算すると27mm相当となる。
望遠カメラは1600万画素で絞りはF2.4。「視野 52度」でつまり「画角が52度」ってことだから、これを35mm判に換算すると44mm相当となる。
ではPixel 3と比べながら撮ってみよう。
天候がいまひとつで、ちょいと雲が垂れ込めていたけど、お約束なのでガスタンクから。
ディテールの解像感はほぼ同じ。Pixel 4の方が地味に見えるのは、半分は雲がかなり速く流れていて、微妙に明るさが変わっていたせいもあるかと思う。
もう1つ、普通、この天候だともっとガスタンクが暗く写ってしまうのだけど(Pixel 3のように)、Pixel 4はうまく調整して明るく撮れている。えらいものである。
それがよく分かる写真がこちら。
影になっている部分、Pixel 4の方がちょっと明るく写っていて、全体がはっきりしているでしょ。階調のコントロールがより賢くなったのだ。
何が起きているか。画面の適当なところをタップするとよく分かる。Pixel 3までは「明るさのコントロール」のスライドバーしか表示されなかったけど、Pixel 4ではそれに加えて、シャドー部をコントロールするバーも表示されるのだ。
シャドー部を明るくしてやるともっと暗いところが持ち上がる。HDRが強くなるって感じ。
別に「うどん」を強調したかったわけじゃないんだけど、こうすると見せたいものがはっきり分かる。単に「明るくする」(露出を上げる)だけだと、シャドー部も持ち上がって明るくなるけど、ハイライト部もより明るくなって白トビしやすくなる。だからシャドー部だけを持ち上げる機能は大事なのだ。やり過ぎると不自然になるのでバランスが大事だけど。
もっとはっきりした逆光だと分かりやすい。Pixel 3だと暗くつぶれているところがちょっと明るくなっていて、赤い色がはっきり出ている。
よいですな。
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