2020年、最大の注目ポイントは「3月の5G料金プラン発表」――楽天モバイルはいつ本格的に動き出すのか:石川温のスマホ業界新聞

» 2020年01月10日 10時00分 公開
[石川温]
「石川温のスマホ業界新聞」

 2020年、スマホ業界にとって最も注目すべきタイミングは3月だろう。

 5Gが始まるタイミングで、各社が「どのような料金プラン」を設定してくるかが重要だ。

この記事について

この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したものです。今回の記事は2020年1月4日に配信されたものです。メールマガジン購読(月額税別500円)の申し込みはこちらから。


 数年前であれば、各キャリアとも5G開始とともに若干、値上げをするつもりだったはずだ。しかし、この数年の総務省からのプレッシャーにより、大幅な値上げは難しい。おそらく現行と同等か、映像サービスの視聴料などをバンドルした上で「お得感を見せつつの若干の値上げ」が現実路線ではないか。

 一方で、気になるのが楽天モバイルの動向だ。au回線とのローミングをするため、使い放題という料金プランは設定しづらいだろうが、「容量に制限はあるものの、とびきり安価なプラン」を出してくればインパクトは大きいだろう。もちろん「都内でつながりにくい」のは承知の上だが、マーケティング的に低料金で攻めてくれば、3キャリアも対抗せざるを得なくなってくる。「使い放題だけど高めのプラン」で5Gの魅力を伝え、収入を上げつつ、ユーザーに対して楽天モバイルに興味が行かないような対抗プランも必要になってくるかも知れない。

 いずれにしても、4社がどのタイミングで5Gに向けた通信料金プランを発表してくるか、が気になるところだ。

 スマホ業界的には2月末にバルセロナでMWCが開催される。その場で発表される新製品は当然のことながら5G対応であるし、すぐに発売できないものの、キャリアの発表会で、それらの製品の取り扱いをアナウンスしたいと思うところもあるはずだ。

 そう考えるとMWCが終了してから、各社とも一気に5Gサービスの料金やサービス、エリアを発表する機会を設けるのではないか。

 楽天モバイルはいまだに商用化サービスのアナウンスをできていない。春商戦に間に合わせるのであれば、年明けすぐに商用サービスに切り替えるべきだし、ギリギリまで引っ張るのであれば、3月中ということになりそうだ。

 ただ、3月中まで延期するとなると、3キャリアの5G向け料金プランの発表とかぶることになる。インパクトとしては相当、薄くなってしまいそうだ。

 そうこうしているうちに、楽天の5Gは6月スタートという計画を立てている。4Gサービスが3月まで延期になるならば、6月スタートの5Gに関する料金プランも一緒に発表するのが現実的ではないか。

 いずれにしても、2020年はMWC直後の3月がスマホ業界的には最も盛り上がるタイミングとなりそうだ。

© DWANGO Co., Ltd.

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