ローソン 理事執行役員 オープン・イノベーションセンター長の牧野国嗣氏によると、「ストレスフリーな買い物体験の提供と、レジ接客の労働負荷をなくした分、きめ細かなお客さま対応ができる」と期待を寄せる。
今回の実験では「これまで朝昼の行列で取りこぼしていたニーズを、レジレスでどれだけ取り込めるか」といったオペレーションと技術面の検証、買い物体験の検証、どの程度の規模なら店舗に導入できるかといったビジネス面での検証を行う。今回の実証実験は利用者が限定的だが、2020年夏ごろには都内の店舗での一般公開を目指すとのことだ。
今回の店舗について、富士通はオーナー、利用者、技術提供者の3つの立場からサポート。レジレス店舗のシステムとしては米国VCOGNITION TECHNOLOGIESの「ZIPPIN」を採用しており、システム構築も支援しているとのこと。3月16日からは富士通の静脈認証と顔認証を利用したマルチ生体認証を利用した入場も導入される。今回の実証実験には用いられないが、この生体認証による年齢確認技術も特許出願中だという。
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