中国TCL Communicationは1月6日(香港時間)、引き出し式でディスプレイを拡張するスマートフォンと、三つ折り式のタブレットのコンセプトモデルを発表した。いずれも「TCLの最新のダイナミックフレキシブルディスプレイのコンセプト」であり、商品化の具体的な計画はまだない。
引き出し式スマートフォンは、フレキシブルな有機ELディスプレイを採用し、6.75型のディスプレイをボタン1つで7.8型に拡大できる。厚さは9ミリ。ディスプレイは、磯辺焼きの海苔のように筐体に巻かれており(起点は前面右端)、筐体を引き出すと裏に回っていた部分が回り込んでくる構造。
ディスプレイを巻く直径が大きいため、画面がしわになることはないとしている。
三つ折りタブレットは、開くと10型で、折りたたむと6.65型(アスペクト比は20.8:9)の3Kディスプレイになる。TCLのヒンジ技術「DragonHinge」と「ButterflyHinge」を併用することで実現した。
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