大手キャリアが25歳以下の「容量購入」を50GBまで無料化/3G終了まであと2〜6年Mobile Weekly Top10

» 2020年04月06日 11時50分 公開
[井上翔ITmedia]

 ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2020年3月30日から2020年4月5日までの1週間について集計し、まとめました。

総務省の要請 総務省が谷脇康彦総合通信基盤局長の名義で発出した「新型コロナウイルス感染症の影響拡大に伴う学生等の学習に係る通信環境の確保に関する要請」(https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban03_02000630.html)

 アクセス数の1位は、新型コロナウイルス対策の一環として総務省が行った要請を踏まえた各大手キャリアの措置と、MVNOの対応について考察した記事です。

 この要請では、学生などが遠隔授業などをする機会を増えることを想定し、携帯電話回線の通信容量制限について柔軟な措置をすることが盛り込まれています。その結果、大手キャリアは25歳以下のユーザーにおける50GB分の容量購入を無償化することにしました。テザリング(インターネット共有)を一部を除き有料オプションとして提供しているau(KDDIと沖縄セルラー電話)とソフトバンクは、オプション料金を無料化する措置も講じています。

 今回の要請は、キャリアやMVNOに直接出されたわけではなく、業界団体に出されています。要請先には、大手キャリアのが加盟する電気通信事業者協会(TCA)だけでなく、MVNOが加盟するテレコムサービス協会、日本ケーブルテレビ連盟や日本インターネットプロバイダー協会も含まれているので、MVNOも今後何らかの対応を講じると思われます。

 ともかく、新型コロナウイルスの問題が早く解決することを期待したいです……。

巻き取りの後継 3G契約の「巻き取り」はすでに始まっています(写真の通り、auはVoLTE非対応の4G LTE契約も対象です)

 10位には、3G(第3世代移動通信システム)通信サービスの終息を受けた携帯電話販売店の様子をまとめた記事がランクインしました。

 この記事にもある通り、auは2022年3月末に、ソフトバンクは2024年1月下旬に、ドコモは2026年3月31日に3G通信サービスを終了します。サービス終了まで最短で約2年、最長で約6年ありますが、すでに販売面では「巻き取り」が始まっています。

 3Gケータイ、特にAndroidをベースとしていないものは、ブラウザのセキュリティ面などの都合から非対応サービスが徐々に増えています。そのため、巻き取りに応じて早めに機種変更(契約変更)をするユーザーも少なからずいるようです。

 2G(第2世代移動通信システム)の末期に携帯電話デビューを果たした私としては、3Gはある意味で「青春真っ只中」だった頃合い。その「終わり」が見えてきたのは、ちょっとさみしいです……。

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