楽天モバイルの正式プラン「Rakuten UN-LIMIT」では、楽天回線でも1日10GBを超えると通信速度が制限される――。そんな報告がネットで上がっている。
Rakuten UN-LIMITでは、楽天回線でのデータ通信は「完全使い放題」をうたっており、月間はもちろん1日あたりの制限があるという話は聞いたことがない。ちなみにローミング先のKDDI回線では、当初は月間2GBまでとしていたが、Rakuten UN-LIMIT提供開始日の4月8日に月間5GBまでへ改定した。
楽天回線での制限は本当にあるのか。楽天モバイルに確認したところ、「(10GBなどの)明確な数値を決めているわけではないが、過度なトラフィックをもたらして、他のユーザーに公平な通信環境を提供できないと判断したら、通信の制御や最適化を行う場合がある」とのこと。この点は契約時の「重要事項説明」で記載されている他、Webサイトでも注釈に「公平にサービスを提供するため通信速度の制御を行うことあり」と記載されている。
低速時の通信速度は公表していない。通信速度が制御された場合、翌日の0時にもとの速度に戻る。在宅で過ごすことが増えた昨今、無制限の楽天モバイルを自宅の回線として活用することを考えている人もいるだろう。過度な通信をすると速度が制限される場合があることは覚えておきたいが、ある程度の目安は示してほしいところだ。
なお、この運用は「無料サポータープログラム」では適用しておらず、Rakuten UN-LIMITから適用している。
楽天回線やKDDI回線で、現在どれだけのデータ容量を使っているかは、「my楽天モバイル」アプリから確認できる。「直近のご利用内訳」で「無制限」だと楽天回線、「国内ローミング」だとKDDI、「全て表示」だと楽天とKDDI回線でのデータ消費量が月ごとに表示される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.