ソフトバンク、AI検温ソリューションをショップに導入 新型コロナ対策で

» 2020年05月19日 17時46分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 ソフトバンクは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、子会社の日本コンピュータビジョンが開発・提供するAI検温ソリューション「SenseThunder(センス・サンダー)」を、全国のソフトバンクショップとY!mobileショップに導入する。

 SenseThunderは、AI(人工知能)を活用した顔認識技術と赤外線カメラにより、対象者がマスクや眼鏡を着用したままでも、所要時間0.5秒かつ±0.3度の精度で体温測定できるという。

ソフトバンク 店舗での検温の様子(ソフトバンク銀座)

 SenseThunderは、検温と顔認証による入退館管理を同時に行う機能を備えているが、ソフトバンクショップとY!mobileショップでは検温のみ行う。顔認証による入場管理は行わないため、来店客の個人情報や画像データは一切取得しないという。

 既に全国のソフトバンクショップとY!mobileショップでは、非接触体温計を使った検温を実施。本ソリューションにより、検温を自動かつ即時に行うことで、店舗スタッフの業務負荷を削減し、来店客にとってより安全で安心できる店舗環境を整備するとのこと。

 ソフトバンクショップとY!mobileショップの他にも、2020年3月からSenseThunderをソフトバンク本社(汐留)に試験導入し、検温に加えて、顔認証による従業員の入館管理(ゲート開錠)を行っている。

ソフトバンク ソフトバンク本社に設置した様子
ソフトバンク ソフトバンクショップとY!mobileショップには「SenseThunder-E」(通常モデル)と「SenseThunder-Mini」(コンパクトモデル)の両方を導入するが、本社には「SenseThunder-E」を試験導入している

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月05日 更新
  1. 飲食店でのスマホ注文に物議、LINEの連携必須に批判も 「客のリソースにただ乗りしないでほしい」 (2025年12月04日)
  2. 「楽天ポイント」と「楽天キャッシュ」は何が違う? 使い分けのポイントを解説 (2025年12月03日)
  3. NHK受信料の“督促強化”に不満や疑問の声 「訪問時のマナーは担当者に指導」と広報 (2025年12月05日)
  4. 「スマホ新法」施行前にKDDIが“重要案内” 「Webブラウザ」と「検索」選択の具体手順を公開 (2025年12月04日)
  5. 三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」の実機を触ってみた 開けば10型タブレット、価格は約38万円 (2025年12月04日)
  6. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【12月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のお得な施策あり (2025年12月03日)
  7. 楽天の2年間データ使い放題「バラマキ端末」を入手――楽天モバイル、年内1000万契約達成は確実か (2025年11月30日)
  8. サイゼリヤの“注文アプリ”が賛否を呼ぶ理由──「使いやすい」「紙メニュー前提」など多様な意見 (2025年11月23日)
  9. Z世代で“友人のInstagramアカウント乗っ取り”が流行? いたずらで済まない不正アクセス禁止法違反 保護者が注意すべきこと (2025年12月04日)
  10. 鉛筆デザインのiPad用スタイラスペン「Nelna Pencil」発売 物理ボタンに9機能を設定可能 (2025年12月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー