高コスパ「iPhone SE」と「iPhone 11」どちらを選ぶ? スペックから性能まで徹底比較(2/3 ページ)

» 2020年06月22日 09時00分 公開
[島徹ITmedia]

動画やSNSの見やすさは圧倒的にiPhone 11、音質も良好

 動画視聴や、アプリの利用時に気になる画面サイズや解像感はiPhone 11の方が上だ。iPhone 11は6.1型(828×1792ピクセル)液晶を搭載、iPhone SEは4.7型(750×1334ピクセル)液晶を搭載。一般的な画面比率16:9の映像を見る際も、画面サイズが一回り大きいと見やすさがかなり違う。また、内蔵ステレオスピーカーの音質もiPhone 11の砲が高音から低音まで滑らかに響く。

iPhone SE 上のiPhone 11は6.1型(828×1792ピクセル)液晶、下の、iPhone SEは4.7型(750×1334ピクセル)液晶。一般的な16:9の映像再生だとiPhone 11の左右が黒帯になり使われないが、それでも表示面積はiPhone 11の方が広い。

 iPhoneで気軽にお気に入りのアーティストのライブやスポーツを楽しみたい、高画質な映画配信を楽しみたいならiPhone 11をオススメする。なお、両モデルとも画面の最大輝度は同じで、HDRの動画再生にも対応している。

 普段のアプリの操作でも、iPhone 11は画面が大きいぶんメニュー画面や、SNSやWebサイトの内容をより多く表示でき使いやすい。アプリ自体もiPhone 11など最近の大画面モデルを前提に設計したものが増えており、iPhone SEを使っていると「もう少し画面が縦長なら……」と感じるシーンは多い。

iPhone SE Webサイトを見ても、iPhone 11の方が縦横ともに表示面積が広く、より多くの情報を一覧しやすい

SEは軽く持ちやすいが、バッテリー持ちは11の方が良好

 iPhone SEの横幅は67.3mmで重量は148gと、横幅がスリムかつ軽量だ。片手親指だけでの操作もしやすい。一方、iPhone 11は横幅75.7mm、重量194gと大型で重たく、長時間操作する際は自然と両手で持つことになる。

 iPhone 6から8までのサイズ感が気に入っている人にとって、片手で使いやすくスーツの胸ポケットに入れても違和感の少ないiPhone SEは待望のモデルといえる。

iPhone SEiPhone SE iPhone 11は横幅75.7mm、重量194g。やや重たく幅も広いので、片手持ち親指での文字入力にはやや不便。両手で持った方が使いやすい(写真=左)、iPhone SEの横幅は67.3mmで重量は148g。片手持ち親指操作で文字入力しやすく、軽量なぶん長時間持っていても負担にならない(写真=右)

 だが、バッテリー持ちについては大型のiPhone 11の方が有利だ。Appleのスペック情報でも、オーディオ再生時間はiPhone SEが最大40時間に対し、iPhone 11は最大65時間と1.5倍以上の差がある。この情報だけでも、実際のバッテリー容量にかなりの差があることが推測できる。

iPhone SE Appleの仕様表より。iPhone 11の方が音楽再生や動画再生ともに長時間動作する

 実際に筆者が両モデルを8時間持ち歩き合計2時間ほどTwitterなどのアプリを利用したところ、iPhone SEはバッテリーを28%消費したのに対し、iPhone 11は20%しか消費しなかった。ちょうど1.4倍の差だ。

 普段の使用感でも、写真撮影やゲームを含めたややヘビーな利用だと、iPhone 11なら10時間程度の外出でバッテリー不足になることは少ないが、iPhone SEだとバッテリー不足の警告が出るまで減ることもある。

 スマホはコンパクトかつ軽い方がよく、利用が通話やメール、SNS中心ならiPhone SEがマッチする。だが、本体サイズよりもバッテリーの持ちを重視する人や、動画視聴やアプリ利用の多い人はバッテリー持ちの良いiPhone 11の方が快適だろう。

処理性能の差は少ない、ゲームの快適さは最適な画面サイズしだい

 処理性能は、いずれもAppleの最新チップ「A13 Bionic」を搭載。ハイエンドスマートフォンとして非常に高い処理性能を実現している。ベンチマークで若干差が出ているのは、搭載するメインメモリがiPhone 11が4GB、iPhone SEが3GBというスペック差が出ているものとみられる。iPhone SEは今どきのスマホとしては、画面の解像度が低い割に処理性能が非常に高く、3Dグラフィックを多用したゲームも少ない発熱で快適に動かせる。

iPhone SEiPhone SE 総合性能のベンチマーク「Antutu Benchmark V8」の結果。左がiPhone 11、右がiPhone SE。いずれもiPhone 11 Proや、AndroidスマホのSnapdragon 865搭載モデルなど、10万円以上するスマホと同クラスの処理性能を備えていることが分かる

 一般アプリの動作は両モデルとも快適で、あとは「画面サイズ」か「軽さ」のどちらを取るかという程度の差しかない。3Dグラフィックを利用するゲームアプリの場合は、解像度の高いiPhone 11で動かさないと高いCPUやGPU性能がもったいないという印象だ。

 もう少し細かい話をすると、映像画質やバトルロイヤル系アクションゲームの操作性を求めるなら、大画面で高画質なiPhone 11が有利。一方、片手操作だけで遊べるゲームや、ソシャゲRPGの周回作業ならiPhone SEの方がバッテリー持ちを無視すれば手軽だ。音楽ゲームは最近だと大画面での操作性を重視したものもあるので、どちらが楽かはアプリの内容による。

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