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» 2020年06月24日 14時20分 公開

auから「Galaxy S20 Ultra 5G」登場 国内独占、販路限定で7月3日発売 税込み価格は約16.6万円【写真追加】

日本では「幻」となる見通しだったGalaxy S20シリーズの最上位機種が日本に上陸。キャリアとしてはauが独占的に販売する。【訂正】

[井上翔ITmedia]

 KDDIと沖縄セルラー電話(au)は7月3日、サムスン電子製5Gスマートフォン「Galaxy S20 Ultra 5G SCG03」を発売する。KDDI直営店とau Online Shopでの税込み販売価格は16万5980円となる。

【写真追加:20時15分】実機の写真を追加しました。それに伴い、文章も加筆しています
【訂正:6月27日8時15分】初出時、画面解像度の数値とカメラの構成の組み合わせが間違っていました。おわびして訂正いたします

Galaxy S20 Ultra 5G SCG03 Galaxy S20 Ultra 5G SCG03

 SCG03は、2月11日(米国太平洋時間)に発表された「Galaxy S20 Ultra 5G」のau向けモデル。auが利用しているモバイル通信の周波数帯(Band)への対応はしているものの、おサイフケータイは未搭載となっている。なお、Galaxy S20 Ultra 5Gは、国内キャリアではauの専売となる。

 プロセッサはQualcommの「Snapdragon 865」で、メインメモリは12GB、内蔵ストレージは128GBを備えている。最大1TBのmicroSDXCメモリーカードを搭載することも可能だ。OSはAndroid 10をプリインストールする。

 ディスプレイはQHD+(1440×3200ピクセル)の約6.9型Infinity-O Display(有機EL)で、上部中央のインカメラ付近にはパンチホール(穴)がある。画面内部には超音波式指紋センサーも内蔵している。

 バッテリーの容量は5000mAhで、国内における連続待受時間は約480時間、連続通話時間は約1970分となっている。外部接続端子はUSB Type-Cだ。

 アウトカメラは約1200万画素(超広角)、約1億800万画素(広角)、約4800万画素(望遠)、深度測位(ToF)のクアッド(4基)構成となっている。広角カメラを活用した100倍の「スペースズーム(電子ズーム)」撮影も可能だ。インカメラは約4000万画素となっている。

 5G通信の理論上の最高速度は下り2.8Gbps、上り183Mbpsで、今後提供予定のソフトウェア更新を適用すると下り4.1Gbps、上り481Mbpsに高速化する。

 ボディーのサイズは76(幅)×167(高さ)×8.8〜11.1(厚さ)mmで、重量は約222gとなる。カラーは「コスミック ブラック」のみとなる。

販路

 SCG03は、通常のauスマートフォンと比べると販路が限定される。発売時点では、以下の販売店で購入できる。

  • au Online Shop
  • KDDIと沖縄セルラー電話の直営店
  • Galaxy Harajuku(東京都渋谷区)
  • 大手家電量販店の一部店舗(一覧PDF

発売記念プレゼントキャンペーン

 SCG03の発売を記念して、サムスン電子ジャパンは「Galaxy S20 Ultra 5G購入キャンペーン」を開催する。

 7月31日までにSCG03を購入した上で、プリインストールされている「Galaxy Members」アプリから応募すると、先着1000人にベルボン(Velbon)製のセルフィーマルチスタンドが贈呈される。

キャンペーン マルチセルフィースタンドが先着1000人に当たるキャンペーンを開催する

実機はどんな感じ?

 先述の通り、SCG03のボディーカラーはコスミック ブラックのみとなる。つやのある黒で、角度によっては自分の顔などが映り込むと思われる。背面には「Galaxy」のロゴはあるが、SCG01やSCG02とは異なり「au」のロゴは見当たらない。「導入スピードを優先した結果」だという。

 手に持ってみると、かなり大きくズッシリとした印象を受ける。筆者の手は大きい方だが、それでも「大きい」と感じてしまうほどだ。ただし、「Galaxy Note10+」などに慣れていれば、それほど違和感は覚えないかもしれない。

実機 SCG03の実機、つやのある黒色である
手に持つ 持ってみると、手の大きい筆者でも大きいと感じてしまう
背面 背面にはGalaxyロゴはあるものの、auロゴは見当たらない。ただし「SCG03」の印字はある

 SCG03といえば、約1億800万画素の望遠カメラは気になる所だ。これを搭載したこともあり、アウトカメラユニット部は”大きく”出っぱっている。横から見ても「おお、すごく出っぱっているなぁ」と感じるほどだ。

 背面を下にしてスマホを机面に置くことが多い人は、ガタ付きが気になるかもしれない。ガタ付かせたくないなら、このカメラ部を「平ら」にできるようなケースを別途用意した方が良い。さらに横幅が大きくなってしまうが……。

アウトカメラユニット アウトカメラユニットは、写真で見るよりも非常に大きく感じる
横から見てみる 右側面から見ても、アウトカメラの存在感は半端ない。なお、手のひらの色が変なのはディスプレイを付けたまま撮影してしまったからである

 この望遠カメラを生かした機能が、100倍の「スペースズーム」だ。標準カメラアプリでは、カメラの撮影倍率を「0.5x(超広角)」「1.0x(等倍)」「2.0x」「4.0x」「10x(望遠カメラの光学的な倍率)」「30x」「100x」の7種類からワンタッチで変えられる。もちろん、ピンチインやピンチアウトでの倍率変更も可能だ。

 手持ちで100倍ズーム撮影をしようとすると、手持ちではどうしてもブレが大きくなってしまう。可能であれば、三脚などを使って端末を固定して撮影したい。

等倍 等倍ズームからワンタッチで……
100倍 100倍ズームに。ズームインやズームアウトの遷移は非常にスムーズで、100倍ズーム時は、画面の左上にどの辺をズームしたものか分かる表示が出るようになっている

 

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