望遠カメラが独特の「Galaxy S20 5G」 AIで撮り放題の「シングルテイク」も面白い荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)

» 2020年04月27日 18時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 緊急事態宣言で外出自粛の真っ最中にカメラのレビューをするのもどうかと思うけど、せっかく手元に来ているのだからするのである。

 今回はサムスン電子の主力機「Galaxy S20 5G」。S20といえば1億画素センサーを搭載したS20 Ultraが話題だが、まだ日本での発売も決まってないので、その前に発売済みのモデルである。

Galaxy S20 5G カメラ部が大きくなった「Galaxy S20 5G」

 ディスプレイは6.2型で3200×1440ピクセル。重さは約163g。S20+より一回り小さくて手に持ちやすい。

 こういうご時世なので、今回の作例は自宅から半径約2km圏内で公共交通機関は使わずに済ませております。室内作例(人物と猫)は近所の「保護猫シェルターqueue」さんでお願いしました。ご了承を。

Galaxy S20 5G 手で持つとこんな感じ。画面はカメラアプリ。インカメラは小さくて丸い穴が空いているだけで目立たない(この画面だと分からないけど)

広角並みの画角を持つ望遠カメラの謎

 ではGalaxy S20 5Gのカメラの話。S20 5GはS10と同じくトリプルカメラで……いや、全然同じくじゃない。トリプルカメラなんだけど、ちょっと前代未聞の構成なのだ。

Galaxy S20 5G Galaxy S20 5Gの三連カメラ。上から超広角、広角、望遠用

 一番上が12M(1200万画素)の超広角カメラである。それはいい。13mm相当の超広角だ。2番目が12M(1200万画素)の広角カメラである。これも問題ない。F1.8で26mm相当だ。センサーサイズもちょっと大きめで画質も期待できる。

 謎なのが3番目。64M(6400万画素)の望遠カメラである……が、望遠カメラといいながら画角は28mm相当。いやそれ全然望遠じゃない。レンズスペックとしては普通に広角レンズだ。

 でも望遠とはこれいかに。まあそういうときは撮ってみるのである。いつもの場所で。

 これが基本の画面。おなじみのGalaxyのカメラアプリ画面だ。グリッド表示とベストショットはオンにしてある。

Galaxy S20 5G おなじみのカメラ画面。黄色い○と横線はベストショット機能。傾きやベストな構図を教えてくれる面白い機能

 めちゃ色鮮やかでディテールの不自然さもなくよい写りだ。

Galaxy S20 5G この色のノリがサムスンっぽさ。くっきりしていていい感じ

 では超広角に。ズームのボタンをタップすると、数秒だけ右側に「倍率」ボタンが表示される。これが2020年のGalaxyの特徴だろう。1xから30xまでワンタッチでさっと設定できる工夫だ。指の細かな動きで倍率変えるの大変なので、これはありがたい。

 0.5xが超広角、1xが広角、2x以上は望遠カメラとなる。

Galaxy S20 5G ズーム倍率を変えると、右に7種類の倍率が出る。超広角は0.5x。だいたいこの中から選べば間に合う。もちろんピンチイン、アウトでの微調整もできる
Galaxy S20 5G 超広角カメラでの撮影。13mm相当はさすがに広くて遠近感が強く出る

 ここからが本題だ。木が1本の望遠ボタンをタップすると、2xになるかと思いきや、3xになった。

Galaxy S20 5G タップすると「3.0x」になってちょっとびっくり。2xじゃないとは
Galaxy S20 5G 3xで撮影したガスタンク

 6400万画素の中央部分のちょうど72mm相当に値するエリアを切り出して1200万画素にしたものだけど、連写して微妙なずれを考慮して合成するなど、高度な技を使っているのかもしれない。

 さらに10xと30xも見てみよう。

Galaxy S20 5G 10xで撮影したガスタンク
Galaxy S20 5G 30xで撮影した……さすがにここまで上げるとスマートフォンの画面で見てもちょっと頑張りすぎたかな感はある

 デジタルズーム時の処理がうまいので、30xはムチャにしても、10xくらいなら使えそうだ。

 一応、2xの写真も撮ってみた。

Galaxy S20 5G 2xで撮ったガスタンク

 さて6400万画素のセンサーであるが、記録される画像サイズは1200万画素。2xということは「1200万画素で52mm相当」の写真ということになる。これ、従来の「1200万画素で2xの望遠カメラ」で撮った写真と比べてどうなん? と気になりません?

 試しに昨秋、Galaxy Note10で撮ったカットと等倍表示して比べて見た。

Galaxy S20 5G 左がGalaxy Note 10の2x。右がGalaxy S20 5Gの2x

 おお、全然変わらないどころか、ガン見するとS20 5Gの方がディテールがちゃんとしているではないか。単純に計算すると、6400万画素から1200万画素分を切り出そうとすると、2xなら余裕なのである。

 従来通りの1200万画素のセンサーに2倍の望遠レンズを付けるのではなく、新しく6400万画素のセンサーに広角レンズを付けて望遠用にした理由は何ともいえないけど、結果は悪くない。

 3つ目のカメラは「高画素を生かしたデジタルズームを楽しむカメラ」と捉えた方がよさそうだ。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月10日 更新
  1. 「iPhoneの調子が悪いです」の文言、なぜアイホンのFAQに? 実はAppleと深く関係 (2026年02月08日)
  2. 総務省有識者会議が「手のひら返し」な我が国への示唆――日本を国際標準から遅れさせたのは自らの愚策のせい (2026年02月08日)
  3. 「東京アプリ」で1.1万円分をゲット、お得な交換先はどこ? dポイント10%増量+楽天ペイ抽選が狙い目か (2026年02月05日)
  4. KDDI、楽天モバイルとの「ローミング重複エリア」を順次終了 松田社長が言及 (2026年02月06日)
  5. 楽天モバイル、1000万回線突破も残る「通信品質」の課題 5G SAの早期導入とKDDIローミング再延長が焦点に (2026年02月07日)
  6. Googleが台湾のPixel開発拠点を公開 「10 Pro Fold」ヒンジ開発の裏側、“7年サポート”を支える耐久テスト (2026年02月09日)
  7. 東京アプリ、PayPayがポイント交換先に追加される可能性は? 広報に確認した (2026年02月05日)
  8. ソフトバンク、短期解約を繰り返す「ホッピングユーザー」を抑制 その理由は? (2026年02月09日)
  9. 東京アプリ、PayPayとWAON POINTをポイント交換先に追加 交換時期は「決まり次第案内」 (2026年02月09日)
  10. 「小型iPhone SEを復活させて」──手放せない理由SNSで話題 どこが“ちょうどいい”と評価されるのか (2025年11月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年