行きたい場所や電車の混み具合は? すぐに分かるサービスを調べてみた(1/2 ページ)

» 2020年07月02日 10時18分 公開
[今藤弘一ITmedia]

 2020年2月以降、新型コロナウイルスの感染拡大は全世界で続き、猛威を振るっています。日本でも4月7日に緊急事態宣言が出され、不要不急の外出を制限するように要請されたのは記憶に新しいと思います。その緊急事態宣言も5月26日には解除され、6月19日以降は制限も大幅に緩和されて、県外への移動もできるようになりました。

 これで、これまでのような生活にようやく戻れるかな、と思いたいところですが、感染拡大第二波も懸念される中、人が多い場所にはあまり行きたくないなあと思うのは当然のことです。そこで今回は、行きたい場所や電車、施設内の混雑状況が調べられるアプリを中心に、ご紹介していきましょう。

訪ねようとしている場所の混雑具合を調べる

 まずは行きたい場所の混雑具合を調べてみましょう。これに役立つのはYahoo!マップの機能として用意されている「混雑レーダー」です。Yahoo!マップアプリを起動したら右上の菱形が重なっているアイコンをタップして「混雑レーダー」を選択すると表示されます。混雑具合が色分けで表示され、青→黄色→赤の順番で混雑度が高くなります。

Yahoo!マップYahoo!マップ Yahoo!マップの機能として用意されている「混雑レーダー」。右上の菱形アイコンをタップして「混雑レーダー」を選ぶと表示される(写真=左)、青は混雑していない状況、黄色から赤にかけては混雑度が高い表示だ(写真=右)

 同じようにYahoo!マップでは、行きたい施設の混雑度も分かるようになっています。Yahoo!マップで目的の施設を検索して名称をタップすると、写真や営業情報に加えて、時間ごとの混雑状況が表示されます。前日から当日にかけての混雑の傾向も分かります。

Yahoo!マップYahoo!マップ 上のバーに目的地を入力して施設名のところをタップする(写真=左)、時間ごとの混雑度が分かる(写真=右)

 NTTドコモが提供している「ドコモ地図ナビ」でも混雑度が分かります。これは期間限定で無料公開されています。このアプリでも全国の混雑度が地図上で色分けして表示されている他、任意の場所をロングタップすると、その地点の混雑度が時間ごとにグラフで表示されます。行きたい場所の周辺状況を簡単に確認できるのが便利ですね。ちなみにドコモ地図ナビは、「地図アプリ」として名前が登録されているので注意が必要です。

ドコモ地図ナビドコモ地図ナビ ドコモ地図ナビの混雑度マップでも色分けして混雑度を示してくれる(写真=左)、行きたい場所の時間ごとの混雑具合が分かる(写真=右)

 ドコモは「モバイル空間統計 人口マップ」というサービスも提供しています。モバイル空間統計では、500メートル四方に区切られたメッシュにどれだけの人が滞在しているのか、1時間おきに分かるようになっていますが、このデータはドコモの携帯電話ユーザー約8000万人の位置情報をベースにして作成されています。

モバイル空間統計モバイル空間統計 NTTドコモのユーザー情報を元にして作成されている「モバイル空間統計 人口マップ」(写真=左)、グラフアイコンがある場所をタップすると、リアルタイムと前年を比較して、時間帯ごとの混雑度のグラフが表示される(写真=右)

モバイル空間統計モバイル空間統計 男性と女性別の他、年齢別のデータも表示(写真=左)、どこに住んでいる人が訪れるのかも分かる(写真=右)
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