では5Gの利用者実数はどれくらいいるのだろうか。工信部は毎月中国の携帯電話・スマートフォンの出荷台数の統計を出している。それによると、中国の5Gスマートフォンの出荷台数は以下のようになっている。
これは出荷台数なので、実際にはこのうちの8割程度が販売されたとすれば、市場で実際に使われている5Gスマートフォンの数は5000万台程度と推測できる。つまり5G契約者数のうち、5Gを使っているユーザー数はその半分程度なのかもしれない。
このように、5Gユーザーの数に関してはキャリアの公表する数字がそのまま当てはまるのではなく、実際にはかなり少ない数字になりそうだ。とはいえ、中国が世界最大の5G大国であることに変わりはない。
Huaweiは6月24日に上海に世界最大のフラグシップストアをオープンさせた。付近にはAppleやSamsungの大型店舗もあるが、10機種以上をそろえる5Gスマートフォンを展示し、5Gに興味を持ち始めた中国の消費者の足を自然と向けさせる場所になるだろう。スマートフォンメーカーが5Gシフトを一気に進め、キャリアもユーザーの5G移行を強力に推し進める中国。5G利用者数の実数はさておき、5G契約数の伸びはこれからさらに加速していくだろう。
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