キャリア市場とSIMフリー市場で目標達成のOPPO 今後は“満足度100%”を目指す

» 2020年07月21日 20時50分 公開
[田中聡ITmedia]

 オッポジャパンが7月21日に新製品発表会を開催。発表済みのスマートフォン「OPPO Find X2 Pro」「OPPO Reno3 5G」「OPPO Reno3 A」を改めて紹介するとともに、周辺機器の「OPPO Watch」と「OPPO Enco W51」「OPPO Enco W11」を披露した。

OPPO オッポジャパン取締役の河野謙三氏(写真提供:オッポジャパン)

 オッポジャパン取締役の河野謙三氏は、2020年夏を迎えるにあたり「キャリアでの5G端末販売開始」と「SIMフリー市場での支持獲得」という2つの目標を達成できたことを強調した。

OPPO キャリア市場とSIMフリー市場で目標を達成したというOPPO

 前者の5Gスマートフォンは、auから「OPPO Find X2 Pro」を、ソフトバンクから「OPPO Reno3 5G」が発売される。OPPOのスマートフォンはauのサブブランドであるUQ mobileが取り扱ったことはあった、キャリアが取り扱うのはこれら2機種が初となる。

OPPO auとソフトバンクからOPPOの5Gスマホが登場する

 Find X2 ProはOPPOのフラグシップモデルであり、120Hzの駆動を実現する6.7型ディスプレイや、10倍ハイブリッドズーム対応カメラなどが特徴。プロダクトマネージャーの中川裕也氏は「究極の視覚体験を提供する」とアピールする。また同氏はタッチ操作のサンプルレートを240Hzまで高めたことにも触れ、「日常的な操作もゲームも従来と全く異なる」と話す。

 Reno3 5Gは、ミッドハイといえるスペックを実現しており、「5Gを気兼ねなく楽しめる」(中川氏)モデルに位置付けられる。価格は、キャリアが扱う5Gスマホとしては比較的安価な6万8400円(税込み)となる。

 日本のSIMフリー市場では2019年にトップ3のポジションを確保し、河野氏はユーザーからの評価も高まっていることを強調する。この夏は「OPPO RenoA」の後継機種となるReno3 Aを投入し、3万円台でおサイフケータイや防水に対応しつつ、カメラを強化して急速充電にも対応させた。中が氏はReno3 Aについては「日本専用に開発した、余裕の詰まったモデル」だと説明する。

OPPO 日本のSIMフリー市場で徐々にシェアを伸ばしている
OPPO Renoシリーズはユーザーからの支持も集めている

 同社の調べでは、OPPOのスマートフォンを購入した約8割のユーザーが「満足した」と回答している。これを100%に上げるべく、OPPOの強みである「充電」「カメラ」「デザイン」などの「心地よい使用体験」に磨きを掛けていくという。河野氏はFind X2 Proを例に挙げ、約35分でフル充電できる高速充電、さまざまなシーンを撮影できる4眼カメラ、120Hzの高精細なディスプレイを挙げる。

OPPO 約8割のユーザーがOPPOのスマートフォンに満足しているという

 フラグシップのFindシリーズ、エントリーのAシリーズ、防水やおサイフなどの付加価値を加えたRenoシリーズの3つでユーザーのニーズをカバーしていく考えだ。

OPPO 心地よいスマホの開発に注力していく

 さらに、心地よい体験を拡張すべく、スマートフォンを入口とした周辺機器も積極的に投入していく。新型コロナウイルスの影響で在宅時間が伸びたことで、コンテンツ視聴や健康管理のニーズが高まっている。そこで、スマートウォッチ「OPPO Watch」とワイヤレスイヤフォン「OPPO Enco W51」「OPPO Enco W11」を日本に導入する。

OPPO スマートフォンを入口とした周辺機器も日本に投入する

 心地よい体験を訴求するコミュニケーション手法として、指原莉乃さんを起用したCMを継続する他、2人目のイメージキャラクターとして木梨憲武さんを起用。OPPOブランドの認知向上の取り組みを強化することも示した。

OPPO 指原莉乃さんと木梨憲武さんがCMに出演する

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