続いて写真アプリ編。写真アプリもiOS 14になってちょっと変わった。
大きく分けて3つ。どれも実用的なものだ。サクッと行こう
まずは「アルバム」のサムネイル表示。
今までは正方形にトリミングされたものがびっしり並んでいたが、それだと見た目はキレイだけどサムネイルから写真の判断がつかなくて不便ってこともあったわけである。
それを選べるようになった。
見た目か実用性か、選べるのは素晴らしい。
サムネイル表示の画面でピンチアウト、インの操作で、サムネイルの画像自体を拡大、縮小できるようになったのも新しい。
さらにこのメニューに「フィルタ」も付いた。お気に入りだけ、写真だけ、ビデオだけというようにサッと絞り込める。
また、アルバムに対して「並べ替え」機能が付いた。アルバム内の写真はドラッグして自由な順に並べ替えられるけど、これを「古い順」「新しい順」でソートできる。
写真にキャプションを追加できるようになった。
これはなかなか実用的。検索時のキーワードとして使えるからだ。
最後は意外に大事なこれ!
横位置で撮ったつもりなのになぜか「縦位置」で撮れていた、ってことは誰しも経験あるはず。特に上や下を向けて撮ったときに起きやすい。カメラのデフォルトは「縦位置」で、上や下に向けた時はカメラ側では判断がつかないからだ。気になる人はいったん横位置にして正面に向け、カメラに「横位置だよ」と覚えさせてから撮ればいいんだが、まあそういうのって忘れるよね。
で、90度間違って記録された写真は「写真」アプリの「編集」から回転させてやればいいのだが、そのときの方向が逆になったのだ。多くの人にとっては「元に戻ってくれた」かも。
横位置で写真を撮る時、iPhoneをどちらに回転させるか。画面上のシャッターを親指で押す人は左に回転させるはずでそういう人にとって「今までが逆だった」のだ。逆だと、正しい方向にするまで「3回タップ」しなきゃいけないわけで、面倒だったのである。
実はiOS 12までは反時計回りで、iOS 13でいきなり時計回りになり、「え?」となったのである。元に戻ってうれしい。
ただ、この「画像の90度回転」って結構よく使うので、「編集」モードに入らずとも写真閲覧の画面で使えるようにしてほしいと思う次第である。
以上。
iOS 14化で知っておいた方がいい機能や仕様変更をピックアップしてみた。総じて「使い勝手がよくなっている」ので、ぜひ使ってみてほしい。
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