iPhoneというと、新モデルは高価である印象もあるが、実際はどうなのだろうか。税別ベースで、2020年モデルの直販価格と2019年モデルの発売当初の直販価格を比べてみよう。
なお、価格は左側が2020年モデル、右側が2019年モデルのものとなる。
iPhone 12と、その先代に相当する「iPhone 11」の価格を比べてみよう。iPhone 11のストレージ容量は64GB、128GB、256GBで、iPhone 11と同じ。各容量の価格を比べてみると……。
一律で1万1000円の値上げとなっている。2019年における「iPhone 11 対 iPhone XR」と比べると、ボディーの変更はもちろん、5Gへの対応、ディスプレイのスペックアップなど、コストが上がる方向の変更が行われている。値上げも致し方ないのかもしれない。ACアダプターとEarPodsは別売となったのだが……。
今回新モデルとして登場したiPhone 12 miniとiPhone 11を比べるとどうだろうか。
一律で同額となっている。単純に価格だけで比べると、iPhone 11の後継機種はiPhone 12 miniということになる。
iPhone 12 Proと、その先代に相当する「iPhone Pro」の価格を比べてみよう。iPhone XSのストレージ容量は64GB、256GB、512GBで、最小容量以外はiPhone 12 Proと同じ設定となる。各容量の価格を比べてみると……。
最小容量は価格据え置きで、それ以外の容量は5000円の値下げとなっている。去年よりも手頃感は増している。
iPhone 12 Pro Maxと、その先代に相当する「iPhone 11 Pro Max」の価格を比べてみよう。iPhone 11 Pro Maxのストレージ容量は64GB、256GB、512GBで、最小容量以外はiPhone 12 Pro Maxと同じ。各容量の価格を比べてみると……。
最小容量は2000円、その他の容量は7000円の値下げとなっている。大画面モデルは元々の価格設定が高めであるとはいえ、iPhone 12 Pro以上の値下げ幅となっているためインパクトは強めだ。
2020年のiPhoneは、ベーシックラインにおいてiPhone 12 miniが登場したことで、iPhone 12が少し「高く」なった。一方で、Proラインは手頃感を増している。
こうなると、今後発表されるであろう各キャリアにおける販売価格にがぜん興味が湧いてくる。果たして、どのような設定になるのだろうか……?
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