「映像美」を再定義するiPhone 12シリーズの新たな可能性魅力のディテールを整理(6/6 ページ)

» 2020年10月15日 15時30分 公開
[林信行ITmedia]
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作るときから始まる安心感を高める取り組み

 Apple製品といえば、環境にやさしいので安心して購入できる。もはや、このことは改めていう必要もないだろう。既に全てのApple製品が有害物質の使用をやめ、少しずつリサイクルプログラムで回収したiPhoneを分解して作ったリサイクルパーツでの製造に移行しつつあるが、今回、新たにMagSafe機能でも大々的にフィーチャーされた磁石で使用するレアアース資源も100%リサイクル品を使用したことを発表(MagSafe以外にもカメラや触感を生み出すハプティクスエンジンでも使われている)。つまり、新たな採掘などで地球環境に負荷をかけないということだ。

 また、これまでのiPhoneは製品パッケージの中に、必要なもの全てを取りそろえている親切さを大事にしてきたが、今日ではもはや、ほとんどの家庭にUSBの充電器やイヤフォンが余っている。Appleは、これまでに製品に付属する形で7億個のLightning端子のヘッドフォンを出荷してきたし、電源アダプターにいたっては20億個も出荷済みだ。

 そのため、今回からは電源アダプターとヘッドフォンの付属をやめることを発表した。その代わり、万が一持っていない人には、別売の電源アダプターの価格を引き下げる形で配慮をしている。

 パッケージから充電器やヘッドフォンを無くすだけで、年間200万トンの炭素排出を減らすことができる(これは年間45万台の車の交通を減らせるのに等しい)。

 付属物を減らしたことでiPhone 12シリーズの製品パッケージは劇的に薄くなり、製品を工場から空輸する際のコンテナにも、これまでより70%多くのパッケージを詰めるようになった。つまり輸送による環境負荷も大幅に軽減できているのだ。

 このように、製品の作られ方から性能、そして表現や楽しみ方まで、あらゆる側面で多くの工夫が詰まったiPhone 12シリーズだが、これだけ書いても製品発表会で伝えた魅力は、まだ多くを伝えきれていない。

 冒頭でも書いた通り、今回の製品発表会は、1時間強とこれまでになく短く、日本語の字幕もついている。また、発表会に登場するAppleの重役たちは、英国の建築事務所、フォスター+パートナーズが作った他に類を見ない建築としても注目されるAppleの本社「Apple Park」において、これまであまり見ることがなかった夜の姿や、屋上からの風景など建築としての魅力も紹介しており、時間があるときに見てみて損はないのではないだろうか。

iPhone 12
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