世界を変える5G

ドコモの丸山氏、5G時代におけるドコモの事業とその先の6Gについて語る(3/3 ページ)

» 2021年02月10日 11時30分 公開
[房野麻子ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

5Gの先、「6G」は?

 丸山氏は10年後に実用化が予想される「6G」についても語った。ドコモは2020年に6Gに関するホワイトペーパーを公開している。

 5Gの特徴である高速大容量、低遅延、多数端末接続はさらに進化。そこに、「超高信頼通信、超低消費電力というような、さまざまな端末やサービスに特化したものもサポートした方がいいのではないか」と指摘した。また、現在のエリアは陸上がメインだが、「海の中、空、宇宙まで」カバーすることも期待する。

docomo Open House 2021 6Gの特徴

 NTTグループとして提唱している「IOWN構想」も紹介した。IOWNはInnovative Optical and Wireless Networkの略で、最先端の光関連技術や情報処理技術を活用して、未来のコミュニケーション基盤を提供しようというものだ。

 IOWN構想を実現する要素は大きく3つ。ネットワークはフォトニクス(光光学)を使った超低消費電力かつ高機能なもので構成(オールフォトニクスネットワーク)。デジタルツインコンピューティングで、デジタル上に社会を高精度に再現し、未来を予測。全てのICTリソースの最適化、効率的な管理・運用を一元的に実施するコグニティブ・ファウンデーションからなるという。6GとIOWNは同時代に提供される予定だ。

docomo Open House 2021 NTTグループとして提唱している「IOWN構想」。オールフォトニクスネットワーク、デジタルツインコンピューティング、コグニティブ・ファウンデーションの3要素からなる

 その時代には、「あらゆる生活、産業にドコモの基盤が入っていく。消費や流通、フィンテック、MaaS、ヘルステックといったさまざまな分野でも役に立ちたい」と丸山氏は意気込む。

 それぞれの分野で、今はビッグデータが蓄積されている。「それとわれわれが持っている会員データを組み合わせ、5G/6Gの技術も使って豊かな社会の役に立ちたい」として、具体的な事例を挙げた。

 1つ目はエンターテインメント。新型コロナウイルス感染症の拡大でコンサートやスポーツ観戦が制限されているが、ドコモの技術を活用したライブビューイング、多視点映像など新しい楽しみ方を提案している。

docomo Open House 2021 5Gを活用してエンターテインメントの新しい楽しみ方を提案

 エンタメでよく使われているXRは、実用的な用途でも活用が進んでいるという。家具店で家具の実際の大きさを確認したり、自分に似合うファッションを選んだりする際にもXRは活用でき、「XRのソリューションは飛躍的に広まっていくのではないか」と期待した。

 また、金融の安心安全、建設現場の労働力不足、効率化にもドコモの技術は貢献できるとした。

docomo Open House 2021 土木工事の分野でも多くのセンサーからデータを収集。これでモデルを構築し、効率化に役立てる

 新型コロナの影響でオンライン医療、遠隔医療のニーズが高まっている医療・ヘルスケア分野でも、5Gを使って高度化に取り組み、医師たちの負担低減に取り組みたいとした。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月30日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」どちらが買いか? 2機種を使い込んで分かった“スペック表にない違い” (2026年04月29日)
  2. 「PayPayカード ゴールド」の特典変更は改悪? 損益分岐点を計算、年間100万〜220万円利用ならお得に (2026年04月28日)
  3. 相互交換が始まった「PayPayポイント」と「Vポイント」のお得な活用法 6月の“ルール変更”にも要注意 (2026年04月28日)
  4. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  5. ダイソーで550円の「スマートフォン ワンハンドシャッター」はカメラ撮影に役立つ? 「ボタンを押すだけ」がポイント (2026年04月29日)
  6. 血圧を測定できるスマートウォッチ「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」 17%オフで約5万円に (2026年04月27日)
  7. 携帯電話のホッピング問題、「6カ月以内の継続利用を認める」方向で決着か 2026年夏に結論 (2026年04月23日)
  8. 「Fitbit Inspire 3」が10%オフ 最適な睡眠をサポートするスマートアラーム搭載 (2026年04月29日)
  9. 修理費で13万円超えも 折りたたみスマホに「端末保険」が事実上必須といえる理由 (2026年04月27日)
  10. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年