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» 2021年02月18日 20時02分 公開

ソフトバンクの「LINEMO」で注意すべきところは? 端末やSIMの扱いは?(1/2 ページ)

ソフトバンクのオンライン専用ブランド「LINEMO(ラインモ)」が3月17日にサービス開始する。月額2480円(税別)で20GBまでのデータ通信を利用でき、LINEのサービスはデータ容量を消費せずに利用できる。契約方法、SIMや端末の扱いなど、気になる点をまとめた。

[田中聡,ITmedia]

 ソフトバンクのオンライン専用ブランド「LINEMO(ラインモ)」が3月17日にサービス開始する。2020年12月に「SoftBank on LINE」をコンセプトにする新ブランドとして発表しており、サービス名を含む詳細が明らかになった。月額2480円(税別、以下同)で20GBまでのデータ通信を利用でき、LINEのサービスはデータ容量を消費せずに利用できる。ここでは、LINEMOの注意事項や気になる点を中心にまとめる。

LINEMO 3月17日にスタートする「LINEMO(ラインモ)」
LINEMO 左から、発表会に登壇したソフトバンク 常務執行役員の寺尾洋幸氏、ソフトバンク 代表取締役 副社長執行役員 兼 COOの榛葉淳氏、LINE 取締役 CSMOの舛田淳氏

オンライン専用、店舗では契約できない

 LINEMOはオンライン専用ブランドのため、ソフトバンクやY!mobileの店舗で契約することはできない。ただし店頭でLINEMOについて説明することはあるそうだ。

 「お店に問い合わせいただくことが多いので簡単な案内はするが、オンラインのメリットとデメリットを簡単に説明して、サポートが必要な人にはY!mobileとソフトバンクをご案内することはある」(ソフトバンク常務執行役員 寺尾洋幸氏)

 LINEMOならではの特徴として、LINEから契約の申し込みができる。eSIMを契約する場合、本人確認はeKYCで行い、LINEアプリ上から本人の顔や身分証の写真を撮影する。eKYCとeSIMなら、物理SIMの到着を待つ必要がなく即日開通できる。寺尾氏によると、「早ければ1時間以内に使えるようになる」という。

 誰もが簡単にLINE上で契約できるよう、操作性は日々、磨きをかけていく。ここはLINEで培ったUI(ユーザーインタフェース)や、オンライン契約が増えているというY!mobileでノウハウも生かし、「ユーザーにとって、最もフレンドリーな顧客体験を提供していく」と寺尾氏は意気込む。

LINEMO eKYCで本人確認をし、eSIMを利用することで、オンラインでスピーディーに契約が完結する
LINEMO LINE上で契約でき、契約後は追加データ容量の購入や問い合わせができる
LINEMO eKYCの本人確認もLINEアプリ上で行う

 サポートもLINEで受けられる一方で、そのLINEを使用するスマートフォンが故障したり、紛失したりしたら、サポート自体を受けられなくなる。端末紛失時のサポートについては「詳細を議論しているところ」(寺尾氏)とのこと。

eSIMを設定するには他のデバイスが必要

 eSIMについては、LINEで送付されたURLからQRコードを表示させて、プロファイルをインストールする。ただしLINEMOで使用するスマートフォンで表示させたら読み込めないので、URLを他のデバイスに転送し、他のデバイスからQRコードを表示させる必要がある。その際にWi-Fi環境が必要になる。

 LINEMOではSIMの再発行手数料は無料のため、eSIMについても、他のデバイスで使用する際は、無料でプロファイルを再発行できる。物理SIMと同じ感覚でeSIMを入れ替えて使えるのはありがたい。

LINEMO SIM発行の手数料は発生しない。これはソフトバンクやY!mobileにはない、LINEMOならではのメリットだ

物理SIMはiOSとAndroidで共通化

 LINEMOの物理SIMは、1枚でiOSとAndroidのどちらでも使えるようになる。形状はnanoSIMとmicroSIMを1つに収めたマルチSIMとなる。

 ちなみに、ソフトバンクではOSや端末によって使用するSIMが異なるが、寺尾氏によると、バラバラだったSIMを統一できるよう「準備を進めている」とのこと。

端末ラインアップは未定 対応機種は3月上旬に案内

 LINEMOのサービス開始当初、セット端末の販売は予定していない。「どこまでオンラインブランドで端末を用意するかは試行錯誤している」(寺尾氏)とのことで、端末戦略は何も決まっていないようだ。対応端末については検証しており、「Y!mobileで使っているサービスと同じものは使える」(同氏)見込み。iPhoneやeSIM対応機種は、対応する方向で準備しており、検証済み端末は3月上旬に案内する予定だ。

Apple Watchのセルラーモデルは使えない

 Apple WatchのセルラーモデルはeSIMを活用しており、ソフトバンクなら月額350円のオプションサービスに加入すればApple Watch単体で通信可能になるが、LINEMOではApple Watchのモバイル通信は利用できない。

家族割引の対象にはカウントされない

 ソフトバンクの大容量プランでは、家族割に加入している人数に応じて月額料金を割り引く「新みんな家族割」を提供しているが、LINEMOに加入すると、家族割からは外れ、割引対象にはカウントされなくなる。寺尾氏は「技術的にはできるが、(各ブランドを)選んでいただいた方の中でサービスを作るのが分かりやすい」とのことで、あえて対象から外したようだ。

キャリアメールは利用できない

 LINEMOではキャリアメールは利用できない。ソフトバンクから移行する場合、これまで使っていたキャリアメール(MMS)は利用できなくなるので注意しよう。

留守番電話サービスも利用できない

 留守番電話サービスについても、LINEMO開始当初は用意しない。LINEMOはLINEを中心にコミュニケーションをしている人をターゲットにしているため、留守番電話は不要と考えたようだ。

ネットワークの品質はソフトバンクと同一

 LINEMOはMVNOではなくソフトバンクが提供するため、ネットワークの品質もソフトバンクと同一となる。ネットワーク利用の公平性を確保すべく、ソフトバンクでは大容量の通信をするユーザーに対して通信制御をする場合があるが、この条件もソフトバンクとLINEMOでは同一とのこと。

 5Gは3月17日のサービス開始当初から利用でき、追加料金は発生しない。

LINEMO ソフトバンクと4Gと5GネットワークをLINEMOでも利用できる
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