IIJ(インターネットイニシアティブ)が2月24日、個人向けモバイルサービス「IIJmio」の新料金プラン「IIJmioモバイルサービス ギガプラン(以下、ギガプラン)」を発表した。4月1日から提供する。
ギガプランでは、2GB、4GB、8GB、15GB、20GBの容量を選べる5種類のプランを用意。ドコモとKDDIの回線に加え、IIJのフルMVNO基盤で提供するeSIMも選べる。
音声SIMの料金は、2GBが月額780円(税別、以下同)、4GBが月額980円、8GBが月額1380円、15GBが月額1680円、20GBが月額1880円となる。音声SIMよりも30円安いSMS付きSIM、100円安いデータ通信専用SIMも選べる。
eSIMの料金は2GBが月額400円、4GBが月額600円、8GBが月額1000円、15GBが月額1300円、20GBが月額1500円で、データ通信SIMより280円安い。eSIMはデータ通信専用で、音声通話は利用できない。
通話料金は30秒あたり20円で、同一契約名義間なら30秒あたり16円。「みおふぉんダイアル」利用時は、30秒あたり10円、同一契約名義間は30秒あたり8円となる。
IIJmioひかり回線とセットで利用すると、月額600円が割り引かれる。
音声SIM向けには無料の5Gオプションも用意しており、6月から提供する予定。
データ容量の超過後は300kbpsの低速通信になり、1GBあたり200円で追加データを購入できる(6月から提供予定)。従来通り、低速時の通信については、直近3日間で366MBを超えると速度規制を書ける。
同一契約内であれば、余ったデータ容量は翌月末まで繰り越しができ、データ容量は最大10回線でシェアできる(6月から提供予定)。データ容量はeSIMともシェアできる。また、同一契約内のギガプラン回線にデータ容量を移行する「データ容量プレゼント機能」も、6月に提供する予定。
ギガプランの契約者には、6月から「ギガプラン会員専用アプリ」を提供する。同アプリではデータ残量照会、利用量確認、高速通信のオン/オフなどの機能を順次提供していく。
初期費用として3000円がかかる他、SIM発行手数料としてタイプD(ドコモ回線)は394円、タイプA(KDDI回線)は406円、eSIMは200円がかかる。契約解除料やMNP転出手数料は発生しない。
現在提供している「ミニマムスタートプラン」「ライトスタートプラン」「ファミリーシェアプラン」「ケータイプラン」「ライトスタートプラン(eSIMベータ版)」は、手数料無料でギガプランに変更できる。4月1日から変更手続きができるが、手続き完了の翌月1日からのプラン変更となるため、実際に新プランを利用できるのは5月1日からとなる。なお、従量制プランからはプラン変更はできない。
既存のIIJmio(音声SIM)ユーザー向けに、先行エントリーキャンペーンを実施する。3月1日10時から31日21時までにエントリーし、4月1日10時から5月30日23時59分までにギガプランに変更手続きを行うと、2000円分の「選べるe-GIFT」をプレゼントする。
ギガプランの提供に伴い、eSIMベータ版(ライトスタートプラン)は3月25日で新規申込受付を停止する。ミニマムスタートプラン、ライトスタートプラン、ファミリーシェアプラン、ケータイプランについては、6月から順次、新規申込受付を停止する予定。
ギガプランは4月1日10時に、オンラインで新規申込受付を開始し、新規申込者限定のキャンペーンも予定している。さらに、ビックカメラ、ソフマップ、コジマ、ヨドバシカメラの店舗でも販売する。4月1日にはパッケージによる新規申込受付を開始し、6月1日からは即日開通を受け付ける予定。
【更新:2021年2月24日17時21分 詳細を追記しました】
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