ソフトバンクは3月17日から、オンライン専用ブランド「LINEMO(ラインモ)」のサービスを開始する。それに先だって、3月12日に公式Webサイトにサービスの詳細仕様を掲載した。
この記事では、LINEMOで特に注意すべき事項をまとめる。
LINEMOは、ソフトバンク/Y!mobileの3G/4G/4G LTE/5Gエリアで利用できる。ただし、音声通話時はVoLTEに対応するLTE/5G端末が必要となるため、3G端末やVoLTEに対応しないLTE(4G)端末は利用できない。
SIMカードは既報の通り物理的なカードとeSIMの両方に対応する。物理的なカードは、使う端末に合ったサイズでくりぬく「マルチサイズ」となる。
3月12日現在、LINEMOでの動作が確認されている端末はiPhoneを中心とする41機種。ただし、SIMロックが掛かっている端末は、SIMロックの解除が必要となる。これは「ソフトバンク」「Y!mobile(ワイモバイル)」両ブランドで販売された端末も同様だ。
AppleのiPhoneについては「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」以降の機種で、iPadについては「iPad(第5世代以降)」「iPad Pro(全機種)」「iPad Air(第2世代以降)」「iPad mini(第4世代以降)」で動作確認を取っている。eSIMに対応する機種については、eSIMの動作も確認できているようだ。
ソフトバンクとY!mobileが発売するAndroidスマートフォンの対応機種は以下の通り。eSIMに対応する機種では、eSIMでの稼働も確認しているという。
Reno3 A
arrows U
Pixel 5、Pixel 4a(5G)、Pixel 4a
LINEMOで通常のSIMカードを発行する場合は、ミニ/micro/nanoのいずれにも対応できるマルチサイズカードが発行される。ただし、SIMロックがかかっている端末はSIMロックを解除しないと使えないLINEMOを契約できるのは18歳以上の個人となる。ただし、未成年名義で契約する場合は法定代理人が必要となる。18歳未満のユーザーについては「利用者登録」で対応する。
契約に当たっては、メールアドレス、クレジットカードと以下のいずれかの本人確認書類が必要となる。
月額料金の支払い方法は、当面の間クレジットカードのみとなる。口座振替への対応は準備中で、対応の準備が整い次第告知するという。
LINEMOは国際ローミングに対応する。利用に伴うオプション料金は不要だが、以下の注意点がある。
(※1)純粋な新規契約の場合、契約から4カ月目の末日までは利用できない
(※2)通話料金とデータ通信料金は国/地域により異なる
LINEMOでは、当面の間「キャリア決済」を提供しない。先述の口座振替と同様に準備中とのことで、対応の準備が整い次第告知するという。
なお、ソフトバンクやY!mobileにおいて「まとめて支払い」を使っているユーザーがLINEMOに移行した場合、まとめて支払いを使った支払いは全て解約される。有料コンテンツなどでまとめて支払いを使っている場合、支払い方法の変更を検討しよう。
ソフトバンク/Y!mobileで提供されているオプションサービスのうち、LINEMOでは主に以下のものを提供しない。
(※3)iPhoneユーザー向けに提供している「Eメール(i)」を含む
ソフトバンク/Y!mobileからLINEMOに移行した場合、累計契約期間は引き継げない。また「おうち割 光セット」を始めとする固定回線や小売電気サービスとのセット割にも対応しない。
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