LINEMOが通話オプション料金を1年間割り引くキャンペーンを実施 準定額なら「無料」にahamoの値下げに対抗か

» 2021年03月04日 14時45分 公開
[井上翔ITmedia]

 ソフトバンクは3月17日から、オンライン専用ブランド「LINEMO(ラインモ)」において、「通話オプション割引キャンペーン」を実施する。このキャンペーンを適用すると、LINEMOのオプションサービス「通話準定額」(月額500円)または「通話定額」(月額1500円)の月額料金が1年間に渡り500円引きとなる。通話準定額であれば、1年間(契約から13カ月目まで)は無料で使える計算だ。

 なお、記事中の料金は、特記のない限り税別で記載する。

料金のイメージ キャンペーンを含めた場合の月額料金のイメージ

ahamoの「値下げ」への対抗策か

 LINEMO(発表当時は「SoftBank on LINE」)は当初、5分以内の国内通話定額(対象外の通話先あり)付きで月額2980円(税込み3278円)というNTTドコモの「ahamo(アハモ)」と横並びの料金設定だった。

 しかし、au(KDDIと沖縄セルラー電話)は「povo(ポヴォ)」において、通話(準)定額をオプション化することで月額2480円(税込み2728円)の料金を実現した。LINEMOはそれに対抗すべく、通話準定額を有料オプションとすることで月額2480円(税込み2728円)に値下げした。

 auやソフトバンクの動きに対し、ドコモは3月1日、ahamoの5分以内の国内通話定額は堅持しつつ、月額料金を2700円(税込み2970円)に値下げした。

 ソフトバンクが打ち出した今回のキャンペーンでは、先述の通り通話準定額を1年間無料で利用できる。これはドコモが打ち出したahamoの値下げに対抗する意図があるものと思われる。

LINEMO auのpovoに対抗すべく、LINEMOは国内通話準定額をオプション化し、月額料金を2480円に値下げしたが……
ドコモ ドコモがahamoで国内通話準定額を維持しつつ値下げを行ったため(画像)、それに対抗するためにキャンペーンを実施することになったものと思われる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月05日 更新
  1. 飲食店でのスマホ注文に物議、LINEの連携必須に批判も 「客のリソースにただ乗りしないでほしい」 (2025年12月04日)
  2. 「楽天ポイント」と「楽天キャッシュ」は何が違う? 使い分けのポイントを解説 (2025年12月03日)
  3. 「スマホ新法」施行前にKDDIが“重要案内” 「Webブラウザ」と「検索」選択の具体手順を公開 (2025年12月04日)
  4. 三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」の実機を触ってみた 開けば10型タブレット、価格は約38万円 (2025年12月04日)
  5. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【12月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のお得な施策あり (2025年12月03日)
  6. 楽天の2年間データ使い放題「バラマキ端末」を入手――楽天モバイル、年内1000万契約達成は確実か (2025年11月30日)
  7. サイゼリヤの“注文アプリ”が賛否を呼ぶ理由──「使いやすい」「紙メニュー前提」など多様な意見 (2025年11月23日)
  8. Z世代で“友人のInstagramアカウント乗っ取り”が流行? いたずらで済まない不正アクセス禁止法違反 保護者が注意すべきこと (2025年12月04日)
  9. NHK受信料の“督促強化”に不満や疑問の声 「訪問時のマナーは担当者に指導」と広報 (2025年12月05日)
  10. NTT系初の耳をふさがない集音器「cocoe Ear」発表 補聴器でない理由、AirPods Proとの違いは? (2025年12月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー