ではその他のシーンを、AIが仕事をしてくれた被写体を中心に見ていこう。
春といえば菜の花。
料理時は微妙に差が出た。撮ったのは昭和な洋食屋さんのデミカツ(トンカツにデミグラスソースがかかっている)。どっちの写りが好きかは意見が分かれそう。
室内猫。ちょっと構図が違うけど、同じ照明下で撮っています。どちらもちゃんとペットとして認識してくれた。
夜景……はGalaxy A32 5Gは夜景専用のナイトモードに切り替えて、AQUOS sense5GもAIオート(夜景と認識して自動的にナイトモードとなる)で撮影した。
最後にそれぞれの特徴的な機能の話。
Galaxy A32 5Gはマクロ専用カメラを持っている。それも500万画素。この画素数あればすげー使える。
撮影距離は3〜5cm。かなり近い。影が落ちやすいので光をうまく当てるのが難しいけど、せっかくなのでマクロらしく赤キャベツの断面を撮ってみた。このクラスだとマクロカメラは200万画素ってことが多いので、そこに500万画素カメラを積んできたのは評価したい。
AQUOS sense5Gからは「おすすめプラス」として6つの撮影機能が用意されている中からモノクロを紹介。
いい感じに撮れたので、載せてみたくなったのだ。
以上、静止画の撮影機能を2台で比べながら見てみた。
かつてハイエンド機とミドルクラス機では画質や撮影機能に差があったけど、今はもう普通に撮る分には問題ないところまで来ていますな。ハイエンド機に比べてメインカメラ以外の性能がちょっと落ちていたり、マシンパワーの差で背景ぼかしのように複雑な処理が必要な機能ではちょっとレスポンスが悪かったり、4K動画だとちょっとつらかったりという差はあるけれども、日常を撮るには十分なのは確かだ。
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