幅広いユーザー層に人気のAQUOS senseシリーズ初の5G対応モデル「AQUOS sense5G」が発売された。ドコモ版は3万9600円(税込み、以下同)、au版は3万9890円、ソフトバンク版は4万3200円と、5Gスマホにしては安い価格設定になっている。AQUOS sense5Gは安いだけでなく、5Gスマホらしい新しい体験ができる端末なのか? 従来モデルからアップデートした機能を中心に使ってみた。
なお、このAQUOS sense5Gは、先に発売された4Gモデルの「AQUOS sense4」と仕様が共通する部分が多く、どちらを選ぶべきかを迷う人もいるだろう。両モデルの細かい差分もチェックした。
AQUOS sense5Gは、約5.8型のIGZOディスプレイを搭載。解像度はフルHD+(1080×2280ピクセル)で、細かい文字もくっきりと表示できる。ベゼルはさほど細いわけではないが、インカメラをしずく型ノッチに収め、本体サイズは約71(幅)×148(高さ)×8.9(奥行き)mmに抑えられている。最近のAndroidスマホの中では小さめで、片手でも操作しやすいサイズ感だ。
ディスプレイの下に指紋センサーを搭載。ロック解除だけでなく、画面を点灯させたり、ホーム画面に戻したりできるホームボタンとしても使える。また、新たに「Payトリガー」という機能が追加された。長押しで決済系アプリを起動できる機能で、筆者が使っているau版のSHG03では「au PAY」が設定されているが、自分がよく使うアプリに変更することも可能だ。
ボタンや外部インタフェースのレイアウトは標準的だが、新たに「アシスタントキー」が追加された。ワンタッチで「Googleアシスタント」を起動できるものだが、AQUOS独自の「エモパー」を起動するようにも変更可能。しかし、使い慣れないうちは音量キーや電源キーと間違うこともあった。音声アシスタントをあまり使わない人には無用の長物となるかもしれない。
背面パネルはつや消しで、サラサラとした手触り。指紋は付きにくそうだ。エッジ部は丸みを帯びて、手になじみやすい。
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