世界を変える5G

「AQUOS sense5G」の機能を隅々まで使ってみた sense4と比べてどう?(3/4 ページ)

» 2021年03月16日 11時00分 公開
[村元正剛ITmedia]

iPhoneからのデータ移行も簡単、アプリは自動インストール

 スマートフォンAQUOSは、AIを用いたアシスタント機能「エモパー」や、簡単にスクリーンショットが撮れる「Clip Now」など、独自の便利機能が充実している。AQUOS sense5Gでは、いくつかの新しい機能が追加され、以前からの便利機能もさらに進化しているように感じられた。

 まず、初期設定時には「超かんたんデータコピー」という機能が使える。付属のアダプターを用いて、今まで使っていた端末とUSBケーブルで接続し、旧端末のデータをAQUOS sense5Gに移せる機能だ。AndroidだけでなくiPhoneからのデータ移行も可能で、連絡先、写真・動画、音楽、Wi-Fi設定などの他、iMessageやアプリも移せる。

AQUOS sense5G 超かんたんデータコピーは、AQUOS sense5Gに付属のアダプターを装着して、旧端末とケーブルで接続してデータを移行する。
AQUOS sense5G 筆者は約8.9GBのデータをコピーした。アプリは選択したものだけを移せる

 筆者がiPhone 11 Proからのデータ移行を試してみたところ、約8.9GBのデータを認識し、約12分で移行が完了した。なお、iMessageは「+メッセージ」アプリには表示されず、Googleの「メッセージ」アプリに読み出すことができた。アプリは、Google Playストアからダウンロード可能なアプリの情報がコピーされて、データ移行完了後に、Playストアから自動でインストールされる仕組みだ。

AQUOS sense5G データ移行の完了後、ケーブルを取り外すと、Playストアからアプリのダウンロードが始まる。iOS専用アプリを除く全てのアプリが自動でインストールされて、楽チンだった

 超かんたんデータコピーは非常に便利な機能だが、初期設定時にしか使えないのが残念なところ。使い始めてから使いたい場合は、再度、端末を初期化しなければならない。AQUOS sense5Gを購入した人は忘れずに利用してほしい。また、初期設定後でも他の端末からデータ移行ができるように改良されることを期待したい。

シャープらしい便利機能も豊富

 「テザリングオート」という機能も新たに追加された。場所を指定して、端末がそこにある時にはテザリングが自動で有効になる機能だ。筆者は自宅で仕事をすることが多く、自宅では固定回線を使うことが多いので、この機能に利便性を感じることはなかった。しかし、自宅で5Gの高速通信を利用でき、使い放題プランを契約している場合は、PCやタブレットの接続に役立つことだろう。

【更新:2021年3月16日23時00分 「テザリングが自動でオートになる機能」→「テザリングが自動で有効になる機能」に変更しました】

AQUOS sense5G 簡単に設定できる「テザリングオート」は、データ使い放題のプランを契約し、ノートPCやタブレットのネット接続にテザリングを使っている人には便利

 先述のPayトリガーも新機能だが、これはAQUOS sense5Gだけでなく、AQUOS sense4にも搭載されている。従来モデルから引き続き搭載されている「のぞき見ブロック」や「スクロールオート」も、多くのユーザーに役立ちそうだ。

AQUOS sense5G 画面が斜めから見えにくくなる「のぞき見ブロック」は、クイック設定パネルで素早くオン・オフができるので実用度が高い
AQUOS sense5G 「スクロールオート」は画面下方から上にスワイプして「↑」を選択。または2本の指で上にスワイプして起動できる。長いWebページなどを自動でスクロールでき、スクロール速度を調整することも可能だ
AQUOS sense5GAQUOS sense5G 「AQUOSかんたんホーム」にも切り替え可能。子どもや高齢の親に使わせるときに便利(写真=左)、「AQUOS便利機能」というアプリが用意されていて、機能や使い方の説明を見て、必要な機能だけをオンにして使える(写真=右)

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