AQUOS sense5Gは、パッと見は4GモデルのAQUOS sense4と同じように見える。じっくり見比べても、側面にわずかな違いを確認できるだけだ。
両モデルのスペックを比べて、異なる部分だけを抜き出してみた。
AQUOS sense5G | AQUOS sense4 | |
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OS | Android 11 | Android 10 |
CPU | Snapdragon 690 5G(2.3GHz×2コア+1.7GHz×6コア) | Snapdragon 720G(2.3GHz×2コア+1.8GHz×6コア) |
2画面分割ボタン | ○ | − |
テザリングオート | ○ | − |
超かんたんデータコピー | ○ | − |
AQUOS sense5GはAndroid 11を搭載しているため、画面表示がAQUOS sense4とは若干異なる部分がある。画面下方に3ボタンナビゲーションが表示されず、ジェスチャーで操作するようになっているが、これは設定を変更できるので、大きな差分とはならないだろう。
プロセッサは異なるが、実際の使用感は変わらない。ベンチマークも比較してみたが、スコアはほぼ同等だった。
使い勝手に違いが生じるのは2画面分割ボタン。AQUOS sense5Gは、マルチタスク画面から素早く、画面を2分割して2つのアプリを同時に使うことが可能。ただし、5.8型画面で、この機能を頻用する人は少ないかもしれない。
結局、AQUOS sense5Gの優位性は「5G対応」に尽きる。まだ、5G対応エリアは限定的ではあるが、5Gの電波をつかめる場所では、効率的なデータ通信を見込める。エリアが広がるほどに、AQUOS sense5Gの優位性も高まっていくだろう。
なお、AQUOS sense4はドコモ版とSIMロックフリー版が販売されている。さらにカメラを2眼(標準+望遠)にしてeSIMに対応した楽天モバイル版の「AQUOS sense4 lite」と、Y!mobile向けの「AQUOS sense4 basic」もある。ちなみに、楽天モバイル版とSIMロックフリー版が発売されている「AQUOS sense4 plus」は、画面が大きいだけでなく、カメラの仕様や指紋センサーの位置など、AQUOS sense4との差が大きい機種なので注意が必要だ。
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