世界を変える5G

「AQUOS sense5G」の機能を隅々まで使ってみた sense4と比べてどう?(4/4 ページ)

» 2021年03月16日 11時00分 公開
[村元正剛ITmedia]
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4Gモデル「AQUOS sense4」とは、どこが違うのか?

 AQUOS sense5Gは、パッと見は4GモデルのAQUOS sense4と同じように見える。じっくり見比べても、側面にわずかな違いを確認できるだけだ。

AQUOS sense5G 左がAQUOS sense5Gで、右がAQUOS sense4
AQUOS sense5G サイズと重さは同じで、背面パネルのデザインも共通。どちらも防水・防塵(じん)、耐衝撃、おサイフケータイに対応している
AQUOS sense5G 右がAQUOS sense5Gで、左がAQUOS sense4。AQUOS sense5Gは音量キーの下に線があり、AQUOS sense4に比べるとアシスタントキーが小さい

 両モデルのスペックを比べて、異なる部分だけを抜き出してみた。

AQUOS sense5G AQUOS sense4
OS Android 11 Android 10
CPU Snapdragon 690 5G(2.3GHz×2コア+1.7GHz×6コア) Snapdragon 720G(2.3GHz×2コア+1.8GHz×6コア)
2画面分割ボタン
テザリングオート
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 AQUOS sense5GはAndroid 11を搭載しているため、画面表示がAQUOS sense4とは若干異なる部分がある。画面下方に3ボタンナビゲーションが表示されず、ジェスチャーで操作するようになっているが、これは設定を変更できるので、大きな差分とはならないだろう。

AQUOS sense5GAQUOS sense5G AQUOS sense5Gの画面。AQUOS sense4とは「設定」画面に表示される項目などが一部異なる(写真=左)、AQUOS sense4の画面。初期設定では3ボタンナビゲーションが表示される(写真=右)

 プロセッサは異なるが、実際の使用感は変わらない。ベンチマークも比較してみたが、スコアはほぼ同等だった。

AQUOS sense5GAQUOS sense5G 「Geekbench 5」でAQUOS sense5Gのベンチマークを測定した結果(写真=左)、AQUOS sense4のベンチマーク測定結果(写真=右)。大きな差はなかった

 使い勝手に違いが生じるのは2画面分割ボタン。AQUOS sense5Gは、マルチタスク画面から素早く、画面を2分割して2つのアプリを同時に使うことが可能。ただし、5.8型画面で、この機能を頻用する人は少ないかもしれない。

AQUOS sense5GAQUOS sense5G AQUOS sense5Gは、マルチタスク画面を開くと、右下に「分割画面」ボタンが表示(写真=左)、AQUOS sense4では、マルチタスク画面を開いて、アプリのアイコンをタップする必要がある(写真=右)

 結局、AQUOS sense5Gの優位性は「5G対応」に尽きる。まだ、5G対応エリアは限定的ではあるが、5Gの電波をつかめる場所では、効率的なデータ通信を見込める。エリアが広がるほどに、AQUOS sense5Gの優位性も高まっていくだろう。

AQUOS sense5G 5G対応エリアでは、500Mbpsを超える通信速度で利用できることもあった

 なお、AQUOS sense4はドコモ版とSIMロックフリー版が販売されている。さらにカメラを2眼(標準+望遠)にしてeSIMに対応した楽天モバイル版の「AQUOS sense4 lite」と、Y!mobile向けの「AQUOS sense4 basic」もある。ちなみに、楽天モバイル版とSIMロックフリー版が発売されている「AQUOS sense4 plus」は、画面が大きいだけでなく、カメラの仕様や指紋センサーの位置など、AQUOS sense4との差が大きい機種なので注意が必要だ。

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