mineo、1.5Mbpsで使い放題の「パケット放題Plus」を提供 10GB以上のプラン契約なら無料

» 2021年05月26日 12時09分 公開
[田中聡ITmedia]

 オプテージが、6月1日から「mineo」のオプションサービス「パケット放題Plus」を提供する。

パケット放題Plus 1.5Mbpsデータ通信が使い放題となる「パケット放題Plus」

 パケット放題Plusは、契約プランの月間データ容量を超過した後も、最大1.5Mbpsでデータ通信が使い放題となる。ユーザーはmineoアプリやマイページからスイッチを切り替えることで、高速通信と1.5Mbps通信を切り替えることができる。

 現在提供している「パケット放題」を改定したもので、料金は据え置きで通信速度を最大500kbpsから最大1.5Mbpsに高速化させた。ただし3日間で10GB以上の通信をすると、200kbpsに速度を制限する。

 料金は月額385円(税込み、以下同)だが、10GB以上のプランを契約していれば無料で利用できる。さらに、2021年8月31日までに申し込むと、オプション料金の月額385円を3カ月間無料とするキャンペーンを実施する。パケット放題Plusは料金プランに含まれないオプションサービスなので、新旧プランの音声通話付きデュアルタイプ、データ通信のみのシングルタイプと自由に組み合わせることができる。

 1.5Mbpsでデータ通信が使い放題となる対象コンテンツに制限はない。ちなみに他社では、UQ mobileやY!mobileなど、容量超過後は1Mbpsとしているサービスが多い。

 現在提供している500kbpsのパケット放題は、6月1日以降、新規受付を終了するが、既存のユーザーは継続して利用できる。500kbpsから1.5Mbpsに自動で通信速度が切り替わるわけではなく、1.5Mbpsの速度を希望するユーザーは、改めて申し込む必要がある。パケット放題は3日間の速度制限はなく、パケット放題の利用者は(申し込んでいない人も5月末までは)「500kbpsで3日間制限なしのパケット放題」か「1.5Mbpsで3日間制限ありのパケット放題Plus」を選べる。

 1.5Mbpsの通信速度でどれだけ快適に利用できるかが気になるところだが、オプテージが先行トライアルで一部ユーザーに1.5Mbpsで使ってもらい、1869人にアンケートを取ったところ、7%が「十分すぎる速度」、70%が「十分な速度でちょうどよい」、19%が「やや遅いが十分」と答え、合計96%が問題ないとの回答だった。用途別の調査でも、メッセージのやりとり、音楽ストリーミングの利用、SNSやブラウザの利用は95%〜99%が利用できたと答え、YouTubeの動画視聴は92%、Zoomなどのオンライン会議は82%が利用できたと答えた。

パケット放題Plus 先行トライアルでは、1.5Mbpsでも十分という声が9割以上を占めた
パケット放題Plus 動画視聴やオンライン会議なども、おおむね問題なく使用できたという結果になった

 速度が低下しやすい昼間の通信について、mineoでは2021年4月以降、これまでの2倍の通信品質を目指すべく帯域を大幅に増強しており、同社の検証によると、Webサイト(Yahoo!のトップページ)の読み込み速度が41%改善したという。4月以前は昼間の通信速度は1Mbpsを目標としていたが、4月以降は2Mbpsを目標としている。目標の2Mbpsは高速通信で利用した場合なので、上限が1.5Mbpsのパケット放題Plusは当然これより実測値は下がるが、オプテージによると、パケット放題Plusでも昼間は「問題なく利用できる」とのこと。

パケット放題Plus 4月から、昼の混雑時にも通信速度を2倍改善するよう帯域を増強している

パケットチャージの値下げも

 6月1日から、mineoのパケットチャージ料金を現行の165円/100MBから55円/100MBに値下げする。100MBを1口として、一度に10口(1GB)まで購入できる。チャージできるデータ容量は1カ月あたり15GBとなる。

パケット放題Plus 100MBあたりのパケットチャージ料を165円から55円に値下げする

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年