カールツァイスカメラ搭載 Vivo「X60 Pro+」はジンバル内蔵で手ブレ知らず:山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2021年06月10日 10時19分 公開
[山根康宏,ITmedia]

 「ZEISS」のロゴでおなじみの老舗のレンズメーカー、カールツァイスはソニーやノキア(HMD Mobile)とカメラレンズでコラボしていますが、2021年に入ってから、今度はVivoとも提携しました。Vivoのカメラ強化モデル最新作「X60」シリーズのカメラ部分には、ブルーのZEISSロゴが誇らしげに表示されています。

X60 Pro Vivo「X60 Pro」のカメラ部分に見えるZEISSロゴ

 Vivoは2020年8月発売の「X50 Pro」に業界初のジンバルを搭載し、動画撮影の手ブレをほぼゼロにしました。X50 Proは過去に紹介しています。

 X60シリーズでもジンバルを搭載したモデルが発売されています。今回紹介する「X60 Pro」はX50 Proと同じ5軸ジンバルを搭載しつつ、ジンバルシステムはバージョン2.0と進化しているとのこと。なおグローバルではこのX60 Proが最上位モデルとなります。

X60 Pro グローバルでVivoの最上位カメラモデルとなるX60 Pro

 ちなみに、X60シリーズはバリエーションが非常に多く、以下のモデルが発売されています。

  • X60 Pro+
  • X60 Pro グローバル版
  • X60 Pro 中国版
  • X60 グローバル版
  • X60 中国版
  • X60t
  • X60 Curve Display Edition

 X60 Proのグローバル版は6.56型(1080×2376ピクセル)ディスプレイにSnapdragon 870を搭載。本体サイズは73.2(幅)×158.6(高さ)×7.6(奥行き)mm、179gでバッテリーは4200mAh。カメラは4800万画素+1300万画素(ウルトラワイド)+(2倍望遠)、3200万画素インカメラという組み合わせです。なお中国版は本体サイズは同等ながらプロセッサはExynos 1080、カメラはグローバル版に対して800万画素(ペリスコープ式5倍望遠)が追加された4眼カメラとなっています。

X60 Pro X60 Proグローバル版の背面

 ジンバルカメラはX60 Pro+、X60 Pro(グローバル版と中国版)に搭載されており、4800万画素のメインカメラにその機能が備わっています。しかしカメラ部分の出っ張りはそれほどでもなく、この薄さによくぞジンバルを内蔵したなと感心してしまいます。

X60 Pro 右側面からカメラ部分を見る。出っ張りの厚さは1mm以下だ

 ジンバルは動画撮影時に「標準」と「強力」の切り替えができます。

X60 Pro 手ブレの強度切り替えが可能

 室内で端末を手に持ち、軽く上下に振ってみましたが、プレビューに見える椅子がしっかり画面の中央に収まっています。これならGoProなどのアクションカム代わりにも十分使えそうです。Vivoが日本に参入することがあれば、ぜひこのX60 Proのような、他社にはない機能を搭載した製品を出してほしいもの。

X60 Pro ジンバル機能を使って撮影。手振れせず動画が撮れる

 2021年あたりからスマートフォンのカメラも動画機能を強化したものが出てきています。しかしスマートフォンを横向きにしてビデオ撮影すると、手に持ちやすいデジタルカメラやアクションカムよりも手ブレしやすい傾向にあります。とはいえ、手ブレ防止用に別途ジンバルを買って持ち歩くのも面倒なものです。手ブレの激しい動画はあまり見れたものではありません。Vivoは「きれいな動画」の大前提として、ブレない動画の撮れるスマートフォンの開発に注力しているわけです。

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