「カメラで選ばれたい5Gスマホ」とか「人は、カメラと前を向く」とかそんなキャッチコピーからして、友人や料理などちょっとした日常をきれいに撮れるカメラをイメージさせたいのだろうな、ということで人を撮るのである。
「AIシーン強化」をオンにした状態で人物を検出すると、顔に四角い枠が出て「ポートレート」と表示される。これは「ポートレートモード」を表してるのではなく、単に「人物撮影に向いたセッティングの撮影をAIが行いますよ」という程度の意味。ちょいと紛らわしい。
中央の長方形は電子水準器。上下左右の傾きをこの長方形で表してくれる。右上の人の顔アイコンが黄色くなっているのは「AI美化処理」をオンにしているから。これ、大事。デフォルトで40%立ったかな。100%までいくとやりすぎ感が出るので40〜50%くらいがよさそうだ。するとナチュラルに程よく美化処理をかけてくれる。
メインカメラだと、ちょいと人を撮るには広角気味なので、2xの望遠で。見ての通り天気が悪かったけど、写りはしっかりしている。
室内でも1枚。コロナ対策のアクリル板越しに目だけ。室内で暗かったのでISO感度も上がったけど、写りはキレイだ。
背景をぼかしたいときはポートレートモードの出番。こいつがなかなか優秀で、判断が難しい傘の骨もあまり不自然になることなく背景だけがちゃんとボケている。
で、今回のウリの1つは「ネオンポートレート」。夜に効果的な機能なんだが、日が長くなっている昨今、夜まで拘束するわけにもいかなかったので、人物じゃなくて、公衆電話で。人がいない公衆電話でネオンポートレートモードとかわけわかんないけど、どんな効果が得られるかは一目瞭然なのだ。
大事なのは背景。ネオンポートレートで撮ると、背景の「点光源」を丸く大きくぼかすのだ。これを見ると、夜はネオンポートレートを使いたくなる。夜じゃなくても背景に点光源があれば楽しめそうだ。
人物シリーズ最後は自撮り。インカメラは1600万画素。メインカメラに次いで画素数が多いのだ。
今回はポートレートモードで。つい「AI美化処理」を最強にしてしまったのでかなりアレではあるんだが、撮影にはいささか向かない環境下(何しろ雨が降っていたので、屋根があるところを選んで撮っていたのだ)でこれだけしっかり撮れれば文句なし。
ポートレートではなく通常の写真モードだと背景はボケないけどHDRも働くので背景も一緒に撮りたいときにいい。また、美化処理も顔の輪郭とか目元とか細かく指定可能だ。
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