メインカメラは6400万画素。そこから4画素を混合して1600万画素の画像を作っているのだが、別途「64」モードで撮ると6400万画素で撮れる。その場合は、HDRやAIシーン認識が効かない。
その代わり、9280×6944ピクセルの高解像度画像を得られる。通常の写真モードでAIシーン認識を効かせて撮ったのと比べてみよう。
写真モードではAIが効いて青空と認識して空がより青く、風景だと認識されてくっきりした画像に処理されているのが分かる。見栄えをとるかディテールをとるかだが、まあ通常はわざわざ「64」モードにしなくてもいいかな感はある。
続いて人を撮る。ちょいとまぶしかったので半逆光で。こういうとき、影になっていて暗い肌をどこまで明るく写すかはメーカーによって差が出るところだが、Mi 11 Lite 5Gは影の部分を無理に明るくせず、リアルな感じで残している。
この端末が面白いのはフィルター。フィルター機能はみな持っているけど、けっこう極端なフィルターもあるので面白い。これは「恋空」だそうな。
背景をぼかすポートレートモードにはちょっと面白い趣向がついている。これは普通のポートレートモード。ビューティー機能は半分くらいの強さでかけた。
これに対して、フィルターをかけたり「シネマティック効果」をかけたりできるのだ。派手なところで「デカダンス」をかけてみた。
自撮り時もユニークな特殊効果が入っている。「Makeup」機能だ。まずは「ビューティ」のみで。
さらにMakeup機能で「Flost」である。クールな感じ。
並べて見るとよく分かる。Frostで撮った方がキリッとしていて、ちょいと妖艶で大人っぽい感じ。これ、服や背景を選ぶけど、いい場所を選べばすごく映えそう。単なるビューティー系の処理やフィルターにプラスして、いろんなデジタルならではの効果を探っているなあと思う。
お次はJR稲城長沼駅前にそびえ立つスコープドックを逆光と順光で。
ちなみにAIシーン認識でこんなアイコンが出た。トーテムポールのようにも見えるけど「像」のアイコン?
AIシーン認識ものでいくつかいきたい。うちの猫。瞬時に猫アイコンに切り替わった。暑いのでソファの背の上でへちゃっとつぶれている。
定番の料理。
続いて欠かせない夜景。夜景モードも持っているが、カメラ設定で「自動夜景モード」をオンにしておくと、いちいち夜景モードにしなくていい。でもまあ、そこまで暗くなくても夜景モードで撮りたいことや、夜景モードを使いたくないこと(夜景モードだと撮影に数秒かかるしね)もあるので、これはお好みだ。
イマドキの夜景モードは、暗部をもっと持ち上げて全体に明るく仕上げるものが多いけれども、Mi 11 Lite 5Gはハイライト部をしっかり描写しつつ暗部は無理に持ち上げない感じだ。
最後は動画といこう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.