例年9月〜10月にAppleがスペシャルイベントを開催し、iPhoneを始めとする同社新製品を発表する。2021年も2020年同じくオンラインでの発表となることが見込まれる。今回は、新型iPhoneの発表時期とラインアップを予測したい。
スペシャルイベントの開催について、執筆時点において明確な発表はされていない。ここ数年の開催日を振り返ってみると、下記の通りになる(いずれも日本時間)。
2017年〜2019年は日本時間の9月11〜13日前後で開催される傾向があり、日本時間では火曜から水曜へと日付が変わった深夜というタイミングが多かった。ただし2020年は新型コロナ流行の余波もあり、製品ごとに発表日をズラすという変則的な方式がとられた。
そのため、ネット上のうわさも大きく2通りに別れているようだ。1つは従来通りのパターンに回帰し、9月の2〜3週目、つまり日本時間でいう9月15日(水)にイベントが開催されるという推測。もう1つが、2020年同様に複数回に分かれて実施されるという推測だ。
MacRumorsでは、情報筋が台湾のDigiTimesに語った内容をソースとして、9月に複数回のイベントが実施されるのではないか、という観測を紹介。一方、米国における9月の新学期を踏まえ、文教向けを意識した製品発表が優先されるのではないか、という可能性もほのめかしている。
次期iPhoneとなる「iPhone 13(仮)シリーズ」のラインアップについては、2020年同様にmini/無印/Pro/Pro Maxの4モデルが展開されるのではないか、という予想が多いようだ。
ラインアップや名称について確証を得ているソースはほぼないが、中国メディアのcnBetaや、フランスのConsomacの報道によれば、ECC(ユーラシア経済委員会)データベースへiPhone 13シリーズだと思われる7製品が登録されたという。なお、登録が4種ではなく7種なのは、通信仕様などのバリエーションが含まれるからだと推測されている。
また、iPhone 13ではなく「iPhone 12s」や「12S」といったマイナーアップデートを示す名称になるのでは、との観測もある。例えば、Bloombergが5月に報じた記事では、ニュー・ストリート・リサーチがアップル株の投資判断を「売り」に引き下げた理由として、「12S」タイプのマイナーアップデートになる可能性が高い、との予想を紹介している。
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