夏のハイエンドスマホ4機種で撮り比べ(後編):人物や夜景の撮影に強いモデルは?荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

» 2021年09月03日 06時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

背景ボケがきれいなのは?

 続いて、背景ボケ(あるいはポートレートモード)編。トリプルカメラ以上のモデルだと、ポートレートモード時に、広角カメラか望遠カメラか選べる機種が多いのだけど、今回は広角カメラを使った比較にした。

 多くの端末は独立した「ポートレート」(あるいは「背景ぼけ」)モードを持っているが、Xperia 1 IIIは独立したポートレートモードは持たない。BASICモード時に「ぼけ」をオンにすることで背景ぼかしを使える仕様だ。これはいちいち撮影モードを切り替えなくて済むのでよい。

ハイエンド4モデル比較 Xperia 1 IIIで「ぼけ」をオンに。通常の写真モードでぼけのオン/オフを行えるのは便利だ

 ただ、AQUOS R6だけはポートレートモード時に焦点距離が約1.5倍に(つまり、36mm相当くらい)なるので、他の機種に比べてちょっと望遠ぎみだ。

ハイエンド4モデル比較 AQUOS R6。肌の発色はもうちょっと頑張ってほしい気はするけど、ボケは大きくてきれい。これはよい
ハイエンド4モデル比較 Xperia 1 III。遠くになるほどボケが大きい感じもよし。肌色も明るくきれいに出ている
ハイエンド4モデル比較 Galaxy S21 Ultra 5G。ボケ具合はデフォルトのままだがやや大きめにぼけてくれる。ボケの形を変えることもできる
ハイエンド4モデル比較 Find X3 Pro。ぼかすところぼかさないところの区別がはっきりしていてよい。肌も明るく出ていてさすがだ

 遠くの方がボケが大きくなっているかとか、彼女の後ろにある柱が背景ときれいに分離しているかとかチェックポイントはいろいろあるのだけど、ボケはきれいなので顔をもうちょっと明るく撮ってほしかったAQUOS R6と、柱と背景の分離がうまくできているFind X3 Proって感じだ。

自撮り編はさらっと

 自撮り編も行っておこう。美肌機能系はデフォルトにセットしてある。左右反転して(つまり鏡像で)撮るかどうかもデフォルトのままなので、並べると不思議な感じだけどご容赦を。

ハイエンド4モデル比較ハイエンド4モデル比較 AQUOS R6(画像=左)。インカメラは1200万画素。ちょっと陰影がくっきりしている。顔を撮るときはもうちょっと柔らかい描写の方がよいと思う。Xperia 1 III(画像=右)。インカメラは800万画素と控えめ、というかアウトカメラがメインの設計なんだと思う

ハイエンド4モデル比較ハイエンド4モデル比較 Galaxy S21 Ultra 5G(画像=左)。インカメラは1000万画素。Find X3 Pro(画像=右)。インカメラは3200万画素とめちゃ画素数多い。デフォルトのビューティー設定がちょっと強すぎ感

 それぞれ画素数が全然違うのだが、まあ全体として、AQUOS R6はもうちょっと肌がきれいに出るような処理をした方がいいと思うし(自撮りだし)、Find X3 Proはデフォルトのままだとかなり強めのビューティー機能がかかるので、ナチュラル系が好きな人は控えめの設定にした方がいいかもしれない。

夜に強いのはどれ?

 そして夜。めちゃ暗い住宅街の片隅の公園で遊具を撮ってみた。まあ、めちゃ暗い場所だ。

 撮影モードは通常の「写真」で。夜景だと判断すると自動的に夜景モードに切り替わる端末がポピュラーになってきており、以前のように夜景モードにすると写りががらっと変わるということもなくなってきたから。

ハイエンド4モデル比較 AQUOS R6。ピントはちゃんと青い象に合っているし、暗すぎず明るすぎずでよいバランス
ハイエンド4モデル比較 Xperia 1 III。ピントもノイズの少なさも明るさも文句なし
ハイエンド4モデル比較 Galaxy S21 Ultra 5G。かなり暗い場所なのに明るく仕上げてしかもノイズもない。これも優秀
ハイエンド4モデル比較 Find X3 Pro。ちょっと他より暗い。背景にもくっきりピントが来ているのがちょっと不思議な感じだ

 どれも手持ちのまま白トビや黒ツブレもなく、ほどよく夜の遊具を撮ってくれた。もはや、夜景モードで差をつけるって時代は終わったのだ。強いていえば、Galaxy S21 Ultra 5Gがちょっといい感じ。

 最後に、カメラアプリの特徴と使い勝手をまとめよう。

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