トリニティのブランド「Simplism」から登場した「iPhone 13」シリーズ向け耐衝撃型ケース3種類を試してみた。いずれも背面に透明な素材を使ったハイブリッドタイプで、クリア素材の透過率は高く、iPhoneの上品な外装を隠すことなく保護できる。
今回試したのはiPhone 13シリーズ向けの「GRAV」「GLASSICA Round」「Turtle」の3製品。このうちGRAVとGLASSICA Roundは、いわゆるMIL規格(MIL-STD 810G)に準拠した耐衝撃性能を備えたタフなケースとなっている。
「Simplism [GRAV] 衝撃吸収ハイブリッドケース」は、手に持ちやすく衝撃に強いハニカムコア構造が特徴だ。直販価格は1870円(税込み、以下同)で、「iPhone 13」「iPhone 13 mini」「iPhone 13 Pro」向けの3モデルで展開している。
カラーはiPhone 13 mini用でブラックとネイビー、iPhone 13用とiPhone 13 Pro用はブラック、ネイビー、グレーの3色をそろえる。
側面のグリップは本体の外周を完全にカバーする形状で、前面部の周縁も保護できる。手に当たる部分は細身で梨地加工で仕上げられている。ザラザラとした感触が心地よく、手によくグリップする。
背面のカメラ部はくりぬかれており、カメラ周縁は外枠で囲われている。iPhone 13シリーズのカメラ周りに使われているサファイアガラスは、その丈夫さ故に一緒に持ち歩く小物を傷つけてしまう弊害があるのだが、このケースを装着すればその心配も無用だ。
iPhoneの底面にあるスピーカーはケースが覆う形になるが、音響を前面に逃がすための通り道が開けられている。「サウンドホーン」と名付けられたこの工夫によって、横向きで動画を見るときに、音がくっきりと聞こえる。
上下左右の端部には空洞が開けられており、好きなストラップホールとして使うことができる。デジタルカメラのように、横向きでネックストラップを付けるといった使い方もできそうだ。
このケースは側面のキーまで完全にカバーしているが、サイレントモードのスイッチとLightningポートはくりぬかれている。キーの押し心地は良好だが、サイレントスイッチはやや深くなり、爪を立ててオン・オフする形になる。
MagSafe充電器はケースを付けたままでも装着できて、充電も可能だ。ただし、吸着力が弱くなるため、きちんと使いたい場合はケースを外した上で充電した方が良いだろう。
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