20GB+専用帯域で勝負 NUROモバイルはなぜ“格安”じゃないプランを導入するのかMVNOに聞く(2/3 ページ)

» 2021年12月20日 16時01分 公開
[石野純也ITmedia]

NEOプランはなぜドコモ回線のみ?

―― 現状だと、バリュープラスは3キャリアから回線を選べますが、NEOプランはドコモ回線だけです。これはなぜでしょうか。

神山氏 特徴として、オートプレフィックスを1つの売りにしているからです。オートプレフィックスを導入しているのが今の段階ではドコモ回線だけだったので、まずはドコモ回線で打ち出していくことになりました。余分なアプリが必要なく、かつ半額で使えるのは、MNOのオンライン専用プランと違うところで、プライス的にもお客さまに喜んでいただけますからね。

―― ということは、KDDIやソフトバンクとの契約を音声接続に変えれば、NEOプランもマルチキャリア化していくことになるのでしょうか。

神山氏 (ドコモ以外の)オートプレフィックスは、まずバリュープラスで対応しようと準備を進めています。もう少し具体化したら、時期も含めてお話させていただければと思います。KDDI、ソフトバンクのどちらが先になるのかはありますが、対応しようと交渉も含めて準備をしているところです。ここはご期待いただければと思います。

加入者の50%ぐらいが20〜30代

―― 約1カ月が過ぎましたが、サービス開始後の反響はいかがでしたか。

田中氏 先ほどからお話しているように、NEOプランは20代、30代のデジタルネイティブ向けに展開しているため、そういった方々に届くプロモーションを計画しました。ほぼ計画通りに進み、加入者の50%ぐらいが20代、30代で、狙った層にマッチしています。

―― 逆に、残りの50%はもっと上の年齢層ということでしょうか。

田中氏 はい。上の方の年齢層になります。年代で切るとおっしゃる通りですが、ペルソナ的にはよくSNSを使う、品質を気にせず動画を見たいといった層になります。こういった方々が要望されているものをご提供できたことで、獲得が進んでいると考えています。

NUROモバイル 田中直樹氏

―― 位置付けとしてはMNOのオンライン専用プランに近いと思いますが、量販店など、店頭での扱いはあるのでしょうか。

神山氏 一部家電量販店にはエントリーパッケージがありますが、オンラインでの直販が主軸です。低コストオペレーションをすると、なかなかリアルは難しい。コストに跳ね返ってしまうので、対面での販売というのは難しいと思います。

―― となると、ドコモのエコノミーMVNOとして販売するというようなことも難しそうですね。

神山氏 低価格でやるためには、オペレーションを低コストにしなければなりません。MNOのオンライン専用プランはそういう考え方ですが、それはわれわれも同じです。現実的に人が動いたり、人が対面したりするコストがかかると、今のプライスと品質のバランスを維持するのは難しいと思っています。エコノミーMVNOに限った話ではありませんが。

Gigaプラスに対応して、データ容量は月平均25GBに

―― 12月にGigaプラスの導入をしました。もともとNEOプランはGigaプラスなしで容量が十分ということもあったと思いますが、なぜこのタイミングでGigaプラスを入れたのでしょうか。

神山氏 バリュープラスも含め、この1年でお客さまにバリューを還元できるサービスとして料金プランをバージョンアップしてきました。NEOプランも同様に、コンスタントにお客さまにニュースをお届けしていきたいと思っています。1つのきっかけは、オリコンの格安SIM満足度調査で1位を取ったことで、12月1日に表彰していただけました。それに合わせてNEOプランの機能強化をしようと決めた経緯があります。

―― NEOプランはもともと20GBですが、3カ月に1回15GBが増えると結構な大容量になりますね。

神山氏 一度にもらえるのは15GBで、1カ月で使うと35GB、毎月分けて使うと平均で25GBになります。Gigaプラスやバリュープラスで非常に好評です。お客さまの中にはいっぺんに使っている方もいれば、分けて使っている方もいて、割合は半々ぐらいです。ライフスタイルに合わせて使えるということで、非常にいい機能だと評価しています。NEOプランもコロナ禍が落ち着いて外出がますます多くなるときのことを考え、容量を増やす必要があると考えていました。

―― コロナ禍の落ち着きも踏まえてということだったんですね。

神山氏 実はバリュープラスも8GBから10GBに料金据え置きで増量しています。コロナは社会的な問題で、働き方やライフスタイルがかなり変わりました。自宅にいらっしゃる時間が多くなり、ご自宅の固定回線を使われる方も増えています。これが外に出るようになると、当然モバイルの容量が必要になってきます。そういった意味でも、われわれとしては導入した方がいいと判断しました。

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