先述の通り、このアプリを利用するにはマイナンバーカードとNFC-Bのタグを読み取れるスマホが必要となる。
マイナンバーカードは、以下のいずれかの方法で発行を申請できる。申請は無料だが、「個人番号通知カード」または「個人番号通知書」に添付されている「交付申請書」と、有効な顔写真が必要となる(Web申請では顔写真のJPEGファイルを添付する)。
(※1)市区町村によっては申請窓口を設置していない(カードの交付や再発行のみ受け付けている)場合があります。市区役所や町村役場で申請できるかどうかは、事前にお住まいの市区町村に確認してください
Webや自動証明写真機での申請には、個人番号通知カード/通知書に記載されている「申請書ID」を利用します。個人番号通知カード/通知書、あるいはこれらに添付されている交付申請書を紛失した場合は、以下のいずれかの措置を講じてください。
市区町村の窓口で申請書IDが記載された交付申請書の再発行を受けて、それに記載されている申請書IDを入力、またはQRコードを読み取らせてください。申請書の再発行は無料です。
自分のマイナンバーを知っている場合は、以下の手順で申請できます。
マイナンバーが分からない場合は、市区町村の窓口でマイナンバーを記載した住民票の写しを取得してください。住民票の写しの発行手数料は、市区町村によって異なります。
申請後、おおむね1カ月程度が経過すると市区町村から「マイナンバーカード交付通知書」が届く。通知書は基本的にハガキで届くが、市区町村によっては追加の説明書を添付するために封書となっていることもある。
通知書が届いた時点で、カードは完成している。以下のものを持参して市区町村が指定する窓口に受け取りに行こう。
なお、特段の事情がない限り受け取りは本人限定となる。市区町村によっては受け取りが事前予約制となっていることもあるので、詳細は通知書や追加の説明書でよく確認しよう。
また、交付申請を窓口で行う場合に、カードの受け取り時に必要な手続きを先んじて実施することで完成したカードを「本人限定受取郵便」で届ける取り組みをしている市区町村もある。このような方法を取れるかどうかは、市区町村に確認してほしい。
(※2)2020年5月25日までにマイナンバーの新規割り当てを受けた人に限る。紛失した場合は受け取り手続きを開始する前に「紛失届」を提出する必要がある
マイナンバーカードの受け取りの際は、以下の本人確認書類のいずれか1点を持参する必要があります。特別な事情があり申請者本人が受け取れない場合は、申請者と代理人双方の本人確認書類、事情説明に必要な書類(※3)と、申請者と代理人の関係性を証明する書類(※4)を用意することで代理人が受け取れます。
上記の書類を用意することが困難な場合は、市区町村長が適当と認めた「氏名と生年月日」または「氏名と住所」が記載された書類を2点用意する必要があります。事前に市区町村に必要な書類を問い合わせてください。なお、多くの市区町村は以下の書類を想定しています。
(※3)医師の交付した診断書、申請者の障害者手帳、施設等に入所している証明書類など
(※4)戸籍謄本、委任状など
マイナンバーカードはICチップ、またはNFC-B対応のリーダー/ライターを使ってデータの読み書きを行える。そのことを生かして、このアプリではマイナンバーカードを使って本人確認を行う。
対応機種はiOS 13.7以降を搭載する「iPhone 7」以降のiPhoneと、Android 8.0以降を搭載するNFC対応Androidスマホとなる。カードを正常に読み取れた機種は、「マイナポイント」のポータルサイトに一覧として公開されている。
なお、Androidスマホでは、以下のような制約を設けているメーカーや機種もある。対応機種なのにうまく読み取れない場合は、状況を確認して然るべき対応取ろう。
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