「UQ mobile」「povo2.0」に変えるとauのサービスや割引はどうなる? 注意点まとめ(1/3 ページ)

» 2021年12月26日 10時00分 公開

 auユーザーが通信料金を抑えたいなら、サブブランドの「UQ mobile」か、オンライン専用ブランド「povo」に乗り換えることが選択肢に挙がります。UQ mobileは2021年に多くの改定が行われ、固定通信サービスとのセット割や5Gなどに対応しました。一方、povoは新プラン「povo2.0」に改定され、「トッピングで『ギガ』が選べる」「基本料金0円で維持できる」ことが特徴です。

 では、auからpovo2.0やUQ mobileに変更すると、何が変わるのでしょうか。両者を比較していきます。※料金は全て税込み。

UQ mobileは3GB、15GB、25GBの3プランを用意

 UQ mobileのくりこしプラン +5Gは、月に使えるデータ量によって、3つのプランに分かれています。くりこしプランS +5Gは3GBで月額1628円、くりこしプランM +5Gは15GBで月額2728円、くりこしプランL +5Gは25GBで月額3828円です。その月に使わなかったデータ量は、各プランの上限までのデータ量を翌月までくりこすことができます。

UQ mobile UQ mobileの料金プラン

 このデータのくりこし機能と、データ消費量のカウントなしで通信を行う「節約モード」がUQ mobileくりこしプラン +5Gの大きな特徴です(auひかりなど自宅のインターネットサービスとのセット割引である「自宅セット割」は後述します)。通信方式は4G/5G対応で、別料金なしでテザリングも利用できます。国内通話料金は、30秒あたり22円が発生するため、通話する機会が多いようであれば、通話オプションを付けてもよいでしょう。

UQ mobile UQ mobileで利用できる通話オプション

基本料金は0円のpovo2.0

 一方、オンライン専用プランであるpovo2.0は基本料金0円で「トッピング」というサービスを追加して利用します。トッピングの種類はデータ量を追加できる「データトッピング」、通話オプションを追加できる「通話トッピング」「DAZN」などのコンテンツを追加できる「コンテンツトッピング」など多彩です。トッピングには追加してから一定期間が過ぎると利用できなくなる「有効期限」があるものもあり、データトッピングの場合、データトッピングの種類によって有効期限が異なっています。

povo2.0
povo2.0 povo2.0で選べる6つのデータトッピング
povo2.0 povo2.0で選べる2つの通話トッピング

 データトッピングを何も追加しない場合でもデータ通信を行うことができますが、その場合の通信速度は128kbpsとなっており、同じオンライン専用のahamo(1Mbps)、LINEMO スマホプラン(1Mbps)、LINEMO ミニプラン(300kbps)よりも速度は抑えられています。

 通話トッピングを追加しない場合の通話料は30秒あたり22円、通信方式は4G/5G対応、別料金なしでテザリング利用可能な点はUQ mobile くりこしプラン +5Gと同じです。トッピング自体を購入せずにpovo2.0を利用することもできます。

 一方、povo2.0を契約して、使えるようになってから180日間トッピングの購入がない場合、あるいは以前トッピングを購入し、そのトッピングの有効期限の翌日から180日トッピングの購入がない場合は利用が停止され(期間内に通話料とSMS送信料の合計額が660円を超えている場合を除く)、利用停止後30日の間にトッピングの購入がないと契約自体が解除されるので注意が必要です。

 トッピング以外にも、povo2.0の特徴を表しているサービスに「#ギガ活」があります。ローソンやドトールなどで商品の購入、サービスの利用の際に、「au PAY」で料金を支払うとデータ量がプレゼントされます。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年12月03日 更新
  1. 小型スマホを使っている理由は? 選択肢のなさを嘆く声も:読者アンケート結果発表 (2024年07月26日)
  2. “コンパクトスマホ”は絶滅するのか? 変わりゆく「小型の定義」と「市場ニーズ」 (2024年05月26日)
  3. 「Xperia 10 III」の整備済製品が2万7000円→1万9800円に値下げ:Amazonブラックフライデー (2024年12月01日)
  4. PayPayキャンペーンまとめ【12月1日最新版】 最大10万ポイント還元もある「超PayPay祭」12月2日に開始 (2024年12月01日)
  5. ソニーの耳をふさがないイヤフォン「LinkBuds」、1万9500円→1万4740円に値下げ Amazon ブラックフライデーで (2024年12月01日)
  6. 「OPPO Find X8」の疑問をキーパーソンに直撃 Proなし、キャリアスマホとして販売されない理由は? (2024年12月02日)
  7. 「楽天ペイ」でも“最強プラン” 楽天ペイ(コード決済)とクレカの決済手数料を2.2%に (2024年12月02日)
  8. ガジェットポーチに適した無印良品の「自由に組み合わせられる収納ケース」はどれ? モノを入れて検証してみた (2024年11月29日)
  9. 日本発売が決まったOPPO「Find X8」と、海外で展開される上位モデル「Find X8 Pro」の違いは? (2024年12月01日)
  10. 日本語対応が待ちきれない! 国内のiPhoneで生成AI活用「Apple Intelligence」を試すための3ステップ (2024年12月02日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー