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» 2021年10月04日 11時00分 公開

「povo2.0」はどんな人にオススメ? データ容量20GBと3GB、維持費0円の場合を検証(1/2 ページ)

KDDIが9月下旬から提供を始める「povo2.0」は、基本料金月額0円でオプションを選択して利用する新プランだ。あまりに自由すぎるがゆえに、どのようにトッピングを選べば安いのか、やや分かりにくいのが難点だ。そこで、毎月のデータ容量20GBと3GB、維持費0円での使い方を紹介する。

[島徹,ITmedia]

 KDDIが、auの低価格プランド「povo」の料金プランをリニューアルし、9月29日に「povo2.0」を提供開始した。最大の特徴は基本料金が月額0円からで、用途に応じて「トッピング」プランを追加して使うサービスに変化した点だ。

povo20 KDDIは「povo2.0」を発表。基本料0円のプランにオブションサービス「トッピング」を追加して使うサービスへとリニューアルした

 この記事では、現在の情報から新しいpovo2.0のプランと、従来のpovoのプランpovo1.0や他社プランと比較してどれだけ変化したのか、どういった使い方が利用料金を安く抑えられるかについて紹介していく。

基本料0円+6種類のデータトッピングを組み合わせて使う

 povo2.0は「使わない月は0円、使うときだけトッピングを追加して料金を支払う」プランとなった。従来のpovo1.0の「通信容量20GBで月額2728円」というahamo対抗プランとは全く異なるプランへと転換した。なお、オンライン契約とオンラインサポート専用プランという点は変わりない。

povo20 povo2.0では事実上月額料金プランという枠組みがなくなる。データ通信容量が必要になった時に、必要なだけデータトッピングを追加契約して使う形になる

 提供されるトッピングはデータ通信だけでも6種類、この他、通話定額やコンテンツなどのトッピングも用意され、利用スタイルに応じたさまざまな使い方を選べる。

povo20 通信容量を追加するデータトッピングは6種類。トッピングによって通信容量と有効期限が異なる。従来のpovoの特徴だった24時間の「データ使い放題」も料金は異なるが存続する

 ただ、あまりに自由すぎるがゆえに、どのようにトッピングを選べば安いのか、やや分かりにくいのが難点だ。そこで今回は、代表的な利用スタイルとなるであろう以下の3点に絞ってトッピングの選び方を紹介していく。価格は全て税込み。

  • 月の通信容量20GB、月額2000円台で利用する
  • 月の通信容量3GB、月額990円あたりで利用する
  • 維持費0円、月に数回iPadやモバイルルーターで利用する

 筆者のおすすめは、通信容量3GBで月額990円を中心とした使い方や、維持費0円でiPadやモバイルルーターの利用時に活用するスタイルだ。

月に通信容量20GB、月額2000円台で利用する

 まずは毎月の通信容量20GB前後で、月額2000円台のプランから見ていこう。ドコモのahamoの投入以降、各社の競争が激しい価格帯だ。主に使うスマホの料金を安くしたいが、キャリアメールや手厚いサポートはそこまで必要ない、という人に人気のプランとなっている。

 この場合、povo2.0で一番シンプルなトッピングは「データ追加20GB(30日間)」(2700円)だ。ただ、このトッピングは他社のプランと比べてあまり安さを感じられない。

 そこで長期間使う予定があるならなら、「まとめ買い」として紹介されている大容量かつ長期間利用可能なトッピングの追加だ。「データ60GB追加(90日間)」(6490円)や「データ150GB追加(150日間)」(1万2980円)なら、一括で数カ月分の料金を支払うことになるがより安い金額で利用可能になる。

povo20 大容量かつ有効期限の長いのトッピングを購入すると、毎月20GB前後通信した場合の料金が安くつく

 1カ月を30日として簡単に計算した場合、「データ60GB追加(90日間)」を月額換算すると、約2163円×3カ月で20GB利用でき、20GBのトッピングよりも安い。実質90日間の通信容量の繰り越しや前借りが可能な点も魅力だ。「データ追加150GB(180日間)」も、約6カ月間にわたって約2163円で25GB前後使えるので安い。従来のpovo1.0と比べると、一括払いの負担が気にならなければ安価に利用できるプランとなっている。

povo20 30日ごとに「データ追加20GB(30日間)」を契約するより、大容量の「データ追加60GB(90日間)」などを契約した方が長期間安く使える

【訂正:2021年10月4日14時10分 初出時、データ追加150GB(180日間)の料金を「約2596円×5ヶ月相当」としていましたが、正しくは「約2163円×6ヶ月相当」です。おわびして訂正いたします】

 さらに、動画視聴などで通信容量を多く使う日は、povo1.0と比べて少し高くなったが「データ使い放題(24時間)」(330円)を追加して通信容量の消費を防ぐこともできる。

 注意点として、この通信容量20GB前後で2000円台のプランは、現在同じKDDIのUQ mobileやソフトバンクのY!mobileがプランを改定して安価に利用できるようになっている。各種割引を適用すれば、通信容量20GBを月額2090円とpovo2.0とほぼ同じ金額で利用可能だ。

povo20 月の通信容量が20GB前後の他社プランと比べると、契約に条件が付くがUQ mobileやY!mobileの値下げが目立つ。初心者の場合はサポートも充実したUQ mobileやY!mobileを契約するのが無難だ

 さらに、この2ブランドはiPhoneなどスマホの店頭販売や対面サポートを提供するなど、初心者向けのサービスが充実している。スマホに詳しい人ならpovo2.0を選んでもいいが、そうでないならUQ mobileやY!mobileをチェックした方が無難だ。特にau契約者で「au スマートバリュー」対応の光回線を契約している人が移行先を探している場合は、「自宅セット割」で割引を受けられるUQ mobileの方が使いやすいだろう。

 では、もう少し通信容量や利用料金を抑えたい場合はどうか。

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