周囲で流れる楽曲の名前を認識する「Shazam」 iOS 15での変更点は?(2/2 ページ)

» 2021年12月28日 12時00分 公開
[井上晃,ITmedia]
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iOS 15でのアップデートは?

 iOS 15でのアップデートについては、あまり公開されている情報量が多くない。iOS 15の新機能解説のページでは、「コントロールセンターにあるShazamのミュージック認識機能が、あなたが最近見つけた曲を自動で保存します。コントロールを長押しすると、履歴表示が開きます」、と書かれている(本国向けサイトの英語表記は「Shazam music recognition in Control Center now automatically saves songs you've recently discovered. Touch and hold the control to open your history view.」)

 この表記を初めて見たとき、筆者は「もしや周囲で再生されているBGMを自動認識して保存してくれるのだろうか?」と思ったのだが、実際に検証してみると、そういうわけではなさそうだと分かった。

 iOS 15.1をインストールした「iPhone 11 Pro」で、バージョン15.0の「Shazam - 音楽認識」アプリをインストール&起動した状態で検証。周りで楽曲を再生しているだけでは、特段認識はされなかった。iOS 14.2以降と同様で、あくまでコントロールセンターに表示された「ミュージック認識」アイコンをタップしたタイミングでのみ、認識がスタートする。

 一方、説明文後半にあった「コントロールを長押しすると、履歴表示が開きます」という記載部分は、そのままの理解で問題ない。コントロールセンターに配置したミュージック認識のボタンを長押しすることで、認識した楽曲の履歴画面が表示されるようになっている。「あれ、さっき認識した曲名なんだっけ?」といううっかりをサポートしてくれる良い機能だと思う。

ShazamShazam 「ミュージック認識」のボタンを長押し(画像=左)、履歴画面が表示された(画像=右)。なお、各履歴は左にスワイプして現れる「削除」をタップすると消せる

 そのため、先述した説明文を再度筆者なりに解釈してみると、「コントロールセンターにあるShazamのミュージック認識機能を使ってあなたが最近認識させた曲が、履歴画面に自動で保存されるようになりました。履歴表示を開くには、コントロールセンターのアイコンを長押ししてください」ということになった。

どうやって認識した曲がコントロールセンターの履歴に表示される?

 関連して、履歴に表示される曲の規則も検証してみた。具体的には、Shazamアプリ内から操作して楽曲認識をさせるパターン(A)と、コントロールセンターのミュージック認識ボタンから操作して楽曲認識させるパターン(B)を両方とも試して、差があるかを調べた。

 結果として、筆者が数回検証した範囲では、「A」で認識した楽曲はこのコントロールセンターの履歴表示には現れなかった。コントロールセンターの長押しで確認できる履歴は、あくまでも「B」=コントロールセンターからの操作で認識させた楽曲のみのようだ。

 ちなみに、周囲で流れている楽曲を自動で認識する機能そのものは、Shazamアプリが搭載していることを補足しておきたい。Shazamアプリのアイコンを長押しすると、「Auto Shazamを起動」という選択肢が表示されるので、これをタップ(あるいはShazamアプリを起動した後に表示されるShazamボタンを長押ししてもよい)。

 Auto Shazamが有効になっている場合には(バッテリー消費などが増えるので注意は必要だが)、自動で周囲の楽曲を認識してくれる。要するにShazamの音声認識がずっとオンになっている状態だ。

ShazamShazam 「Shazam」アプリのアイコンを長押しして「Auto Shazamを起動」を選択(画像=左)すると、周囲の音声を継続的に認識してくれるようになる。Auto Shazamで認識した楽曲は同アプリ内の「最近Shazamした曲」の欄から確認できる(画像=右)

 念のため、同機能を活用した場合に、コントロールセンターの履歴表示に変化があるのかも調べてみた。しかし、結論を言うと、Auto Shazamで認識した楽曲も、コントロールセンターの「ミュージック認識」機能の履歴表示からは確認できなかった(ちなみに、Auto Shazamで認識した楽曲は、Shazamアプリの中の「最近Shazamした曲」にある「Auto Shazam」の中から確認できる)。

Shazam 「iPhone、iPad、iPod touch、Apple Watch、Mac で Shazam を使う」というヘルプページも確認したが、その他の操作方法について解説はなかった(https://support.apple.com/ja-jp/HT210331)

 というわけで、iOS 15.1時点における筆者の理解をまとめると以下のようになる。

 iOS 14.2ではコントロールセンターに「ミュージック認識」機能を配置できるようになり、このボタンをタップすれば「Shazam」の一部機能を使った楽曲認識などを行えるようになっていた。

 ただし、別途App Storeから「Shazam」をインストールしておく必要はある。そして、iOS 15では、そのボタンを長押しすることで、楽曲として認識した履歴を確認できるようになった。ただし、同画面に履歴として表示される楽曲は、コントロールセンターの「ミュージック認識」機能から認識したものに限られ、Shazamアプリ側の音声認識を使った場合には、履歴として反映されない。

 以上、Shazamの変更点が気になっていた人の参考になれば幸いだ。

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