2020年にリリースされたiOS 14で、ホーム画面に「ウィジェット」を配置できるようになったiPhone。サードパーティー製アプリの対応も進み、既に複数アプリをウィジェットから便利に使っている人もいることだろう。
そんなウィジェットについて、2021年秋にリリースされたiOS 15では、対応する純正アプリが増えている。本稿では、こうした変更点について、具体的にどんなことができるようになったのかを改めてチェックしていきたい。
まず、iOS 15では、以下のような6つの新しいウィジェットが追加された。特に「連絡先」や「メール」など、実用性の高そうなウィジェットには、注目だ。
一方、ウィジェットの配置方法などについては、基本的にiOS 14の頃と大きな差はないので、もし利用手順が分からない人は、こちらの記事を参考にしてほしい。
では、順にそれぞれのウィジェットの機能を確認していこう。
「探す」ウィジェットには、「人を探す」と「持ち物を探す」の2パターンが用意されている。サイズはそれぞれ2パターン。位置情報の共有に同意しているデバイスや、AirTagなどに基づいた情報を確認できる。家族の現在地を素早く確認したいときに便利だ。
「連絡先」ウィジェットでは、複数件の連絡先がアイコン表示されるようになる。サイズは3種類だ。タップすると開き、連絡先アプリではなくウィジェットとしての画面が起動。登録してあるメールアドレスやメッセージの送受信に関係する情報などが表示される、特にメールの履歴を「メール」アプリから検索しなくてもいいので、ビジネスシーンでは役立つかもしれない。
ただし、筆者は連絡先のウィジェットに表示されるための法則を理解できなかった。直近の連絡回数が多い人物はもちろん、数年連絡をとっていない人までもごちゃまぜに表示されたからだ。
ウィジェット画面には「大切な人の状況を簡単に確認できます」と表示されているものの、カスタマイズがうまくできなければ意味がないので、実用性の評価は執筆時点では悩ましい。せめて手動で変えられたらいいのだが、検証した範囲ではそういった手段が見つからなかった。
「Game Center」ウィジェットでは、「プレイを続ける」と「プレイ中の友達」の2パターンが用意されている。前者では最近プレイしたゲームアプリに素早くアクセスでき、後者では友達が最近プレイしたゲームを確認できる。なお、最近プレイしたゲームを友達が確認できるようにするかどうかは、Game Center側の設定からカスタマイズ可能だ。
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