カシオデザインの壁紙はモータースポーツをイメージしたG'zOneオリジナルのイラストが4枚と、アウトドアなどをモチーフとした10枚を収録している。
アウトドア向けアプリ群は、「G'z GEAR」ではなく、京セラのOUTDOOR APPSをプリインストールしている。気圧計、コンパス、歩数計、天気予報、波浪情報、釣り情報が集約されたアプリだ。このアプリの情報は、背面の円形ディスプレイに表示できる。
G'zOne Type-XXには、「アデリーペンギン」も隠しキャラとして登場する。往年のカシオの携帯電話の待受画面で動いていたキャラクターで、「カシペン」という愛称で親しまれていた。
タフなケータイのG'zOneシリーズとはコンセプトが異なるため、過去のG'zOneケータイにカシペンが登場することはなかったが、カシオデザインの携帯が久々に発売されたのを記念しての友情出演ということだろう。
G'zOne Type-XXの中でカシペンが登場する場所は2カ所ある。1つはストップウォッチで、ラップタイムを計測している。もう1つはぜひ実機を手に取って探してみてほしい。
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旧来機種になかった機能としては、テザリングへの対応が挙げられる。Wi-Fiテザリングを使って、PCをネットにつなぐことができるのだ。4G LTEでの通信速度は下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsと、それなりに高速だ。あえてスマホを持たずに、G'zOne TYPE-XXとPCの2台持ちという運用も十分対応できそうだ。
バッテリー容量は1500mAhとスマホと比べると少なめだが、主にテザリングで使い倒しても、満充電から5時間ほどは利用することができた。筆者が通話用に使っている4G LTEケータイ「INFOBAR xv」と比べても、電池持ちには余裕があるように感じた。通話だけの利用ならば、長時間利用できるだろう。
充電端子は2018年発売のINFOBAR xvがMicroUSBを採用していたのに対し、G'zOne TYPE-XXではUSB Type-Cに変更されている。スマホとの二台持ちを前提としたときに、同じケーブルで充電できるのはありがたい。
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