auのカシオ計算機製の秋冬モデル「G'zOne TYPE-X」は2009年夏モデルの「CA002」以来1年ぶりの登場となるG'zOne シリーズの最新モデル。2010年は初代G'zOneケータイの「C303CA」の誕生10周年にあたり、ローマ数字で“10”を意味する「X」がモデル名に与えられている。
「原点回帰」をテーマにし、歴代G'zOneシリーズの中でも人気の高かった「G'zOne Type-R」をほうふつとさせるデザインや本体色が特徴だ。サブディスプレイにあしらった大きな円形の「マルチサークルディスプレイ」や、本体から大きく突起したバンパーは、誰しもがG'zOneだと認めるアイコンだ。ビビッドなグリーンとレッド、マットなブラックの本体色は、G'zOne Type-Rと同じラインアップ。
G'zOne TYPE-Xはシリーズで初めてIPX8の防水性能とIPX5の防塵性能を備え、耐衝撃性能は今回新たに米国防総省が制定したMIL規格「MIL-STD-810G Method 516.6-Shock」に準拠した落下試験をクリアした。最近のauケータイでは防水が標準のスペックになりつつあるが、耐衝撃性能は他機種にないポイントだ。
バッテリーも強化し、W62CAとCA002では850mAhだった容量が1250mAhにアップ。これにより、連続通話時間がW62CAとCA002の260分から約390分、連続待受時間は260時間から約390時間に向上しており、それぞれ約1.5倍の利用時間を実現している。充電環境の少ないアウトドアでの利用だけでなく、長期間の出張といったビジネスユースでも重宝しそうだ。過去には「G'zOne W42CA」をベースにし、1200mAhの大容量バッテリーを搭載したビジネスモデル「E03CA」もあったが、バッテリー部分が約4ミリ突起していた。G'zOne TYPE-Xではバッテリー部をデザイン処理でスマートに収めることに成功している。
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