写真で解説する「G'zOne TYPE-X」(1/3 ページ)

» 2010年10月27日 08時49分 公開
[青山祐介,ITmedia]

 auのカシオ計算機製の秋冬モデル「G'zOne TYPE-X」は2009年夏モデルの「CA002」以来1年ぶりの登場となるG'zOne シリーズの最新モデル。2010年は初代G'zOneケータイの「C303CA」の誕生10周年にあたり、ローマ数字で“10”を意味する「X」がモデル名に与えられている。

 「原点回帰」をテーマにし、歴代G'zOneシリーズの中でも人気の高かった「G'zOne Type-R」をほうふつとさせるデザインや本体色が特徴だ。サブディスプレイにあしらった大きな円形の「マルチサークルディスプレイ」や、本体から大きく突起したバンパーは、誰しもがG'zOneだと認めるアイコンだ。ビビッドなグリーンとレッド、マットなブラックの本体色は、G'zOne Type-Rと同じラインアップ。

photophoto カシオ計算機製の「G'zOne TYPE-X」。ボディカラーはグリーン、レッド、ブラックの3色。それぞれの色名には形容詞が付いていないが、2005年に発売された「G'zOne Type-R」をほうふつとさせるカラーバリエーション。ビビッドなグリーンとレッドは、W62CAやCA002など歴代のG'zOneケータイに受け継がれていた
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photophotophoto フロントパネルにはG'zOneシリーズを象徴するサークルディスプレイプロテクションのデザインモチーフが復活(写真=左)。裏面はカメラとスピーカーの部分がやや盛り上がっており、バッテリーカバーの両端には滑り止めを兼ねた溝が刻まれている(写真=中)。ディスプレイは3.2インチ、フルワイドVGAのIPS液晶を採用。上端に照度センサーとレシーバーを装備している。キーボードはモーターやエンジンの冷却フィンをモチーフにしたデザイン。キー側にボディカラーを反映したデザインはG'zOneでは珍しい(写真=右)
photophoto バンパーをモチーフにした周囲を、濃色の帯が縁取るのもG'zOneの不文律。左側面には充電、通信、イヤフォンマイク兼用の端子と、クレードル用充電端子を装備(写真=左)。右側面には滑り止めを兼ねた凸凹のあるマナー、▲▼、クイックキーを配置(写真=右)
photophoto キー側の下端には大型のバンパー「プロテクションアンテナ」が復活。文字通りこの中に通信用アンテナを格納しており、通話時に手で覆われないので、高い感度を確保できる。このバンパーの中央にはストラップホールもある(写真=左)。上端のヒンジ部側にはワンセグアンテナを内蔵している(写真=右)

 G'zOne TYPE-Xはシリーズで初めてIPX8の防水性能とIPX5の防塵性能を備え、耐衝撃性能は今回新たに米国防総省が制定したMIL規格「MIL-STD-810G Method 516.6-Shock」に準拠した落下試験をクリアした。最近のauケータイでは防水が標準のスペックになりつつあるが、耐衝撃性能は他機種にないポイントだ。

 バッテリーも強化し、W62CAとCA002では850mAhだった容量が1250mAhにアップ。これにより、連続通話時間がW62CAとCA002の260分から約390分、連続待受時間は260時間から約390時間に向上しており、それぞれ約1.5倍の利用時間を実現している。充電環境の少ないアウトドアでの利用だけでなく、長期間の出張といったビジネスユースでも重宝しそうだ。過去には「G'zOne W42CA」をベースにし、1200mAhの大容量バッテリーを搭載したビジネスモデル「E03CA」もあったが、バッテリー部分が約4ミリ突起していた。G'zOne TYPE-Xではバッテリー部をデザイン処理でスマートに収めることに成功している。

photophoto W62CAとCA002のシートキーから、G'zOne TYPE-Xでは一般的なタイルキーに変更し、G'zOneが持つ本来のタフネス感を強調。キー間を凹ませてザラザラした質感にすることで、操作性を高めている。センターキーの周囲にはこれもG'zOne Type-Rのような金属製のリングをあしらい、ハードな印象を強調している。キーボードの文字は全色共通で、独自のステンシル風書体を採用している
photo 裏面にはオートフォーカス付き1295万画素CMOSカメラとライト、大型のスピーカーを配置。スピーカーには高分子フィルタを採用し、水や塵埃の侵入を防止。回転式のバッテリーカバーロックを付属のドライバを使って開ける方法もお馴染みだ。左右にスリットの入ったデザインが特徴的なバッテリーカバーには、機能を示すアイコンが並ぶ。G'zOne TYPE-Xでは耐衝撃性と大容量バッテリーを示すアイコンが加わっている
photophotophoto バッテリーカバーを外すと防水エリアの中にバッテリーとSIMカードスロット、microSDスロットが現れる。バッテリーには1240mAhのリチウムイオン電池を採用。充電環境のないアウトドアでも長時間使える
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